開院記念日2015/06/03 10:32

1997年、平成9年の6月3日火曜日が、当院の開院日でした。
昨日までで18年が経ち、今日から19年目に入る、ということになります。

この場所で開業しないか、という話しがあったのは、その年の2月末のことでした。それからわずか2月ほどの間に、病院勤務を続けながら、所属医局と相談し、信頼する少数の友人に相談し、決断し、開業に関する最低限の情報を読みあさりつつ、内装工事の業者を決め、内装の相談をし、機器と薬品の選定と購入、開院のための諸手続き、金策・・千葉の病院の勤務が終わってから東京に出て、最終電車で帰る生活が続き、ようやく開院にこぎつけました。まったく目が回るような日々でしたし、これまでの人生で最大の思い切ったLEAPであったと思います。

地縁も血縁も準備も無いままの開業でしたから、患者さんがすぐに来てくださる筈もなく、開院の月は、一ヶ月の患者さんが50人でした。細々ながらも何とか経営が成り立つ程度に患者さんが安定して来てくださるようになるまでに、約2年を要しました。

その後も苦しい局面は幾多ありましたが、なんとかここまで続けて来られたのは、多くの方々のおかげです。
変わらぬ無私の献身をクリニックに注ぎ続けてくれている二人のスタッフ
いつも支持的に支えて下さる師匠
この間3回の転居、当時まだ小学生だった二人の子どもたちの進学、等々、家庭の一切をとり仕切ってくれたツレアイと、彼女を支えてくれた彼女の両親。
私の存在を見えないところで支えてくれた自分の両親。
塾にも予備校にも行かず、公立校で大学まで卒業し無事就職してくれた、親孝行な二人の息子たち。
当院を選んで受診してくださった、8千人余の方たち。
いつも変わらずそばにいてくれる音楽をたくさん遺してくれた大作曲家たち、中でもバッハさん、ハイドンさん、モーツァルトさん、ベートーヴェンさん、ブラームスさん、ラモーさん、ドビュッシーさん・・

どうもありがとうございました。
さようなら、とは未だ言えないので、まだしばらく頑張って参ります。
これからもよろしくお願いいたします。

コメント

_ 万華鏡 ― 2015/06/07 21:56


何年も前から楽しく拝見させていただいております。私も長い事医療従事者ですが現在 レビー小体型を4年ほど前に宣告されました。
 九鬼先生のさりげない日々と、いつか受診の機会があれば是非患者になりたいです(笑)
バッハ以前のバロックに夢中です。コメントなんて恐れ多いですが、開業時の苦労を我が事のように感じいっております。

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