ウィンドウズ10ってどうよ2015/10/08 16:32

アップグレードしても何もモンダイは無い
よくできたOSである

というような評価を見かけるが
10にしたらこんなに良いことがある
しなけりゃソンソンってほどのことでも無さそうなんだよね。

私のPCは今のところみんなウィンドウズ8.1で問題無く動いてるし
ツレアイのはウィンドウズ7で問題無く動いている。
7はメインストリームサポート期間終了したとはいえ、
延長サポート期間があと5年ある。
その間にハードが壊れるか陳腐化するだろう。

ってわけで、無償アップデート期間は来年7月まであることだし
当分はシカトを決め込むことにした。

NHK音楽祭:パーヴォ指揮N響2015/10/08 23:37

ベルリオーズの「幻想交響曲」。
これまで聴いたことが無いような演奏だった。
ロマン派的にテンポを煽ったり、濃厚な表情をつけたりするのではなく、
むしろそうしたところは削ぎ落とされている。

鋭利なメスと精密な拡大鏡で腑分けするかのようにして
埋もれがちな音を響かせていく。
そうすることで結果的に、曲の異形さがさらけ出されていくような演奏と感じた。

この曲の最終楽章は、どうも騒がしい空騒ぎのように聞こえてしまうことが多いのだが、当夜は違った。
ヤケクソのように鳴り響く弔いの鐘が、5日前に聴いたマーラー「復活」の最終楽章を想い出させた。

充実した「交響曲」を聴いた、という手応えがずっしり残る演奏だった。

前半は、ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」と、ラヴェルの「ピアノ協奏曲」。
どちらも大好きな曲なので、むしろこちらを期待していたのだが。
ちょっとN響の生真面目さが裏目に出たのかもしれない。
パーヴォのもう一つの手兵「パリ管」で、聴いてみたいなあ、と思いながら聴いていた。
ラヴェルでは、両端楽章でえらくテンポが速く、せわしかったし、N響といえども「ほころび」が聞こえてしまった。