ひびやあさんぽ 眼鏡に花火2016/07/30 12:12

まなつのあさんぽ。
5時半過ぎならまだ暑くはない。

晴海通りを西へ。
ガードをくぐり抜けて日比谷映画街を通過。

日比谷公園の脇には、何色かのムクゲが咲いている。

日比谷公園に入る。
ここへ来ると自分史に想いが浸される。

中学1年の冬、初めてヴァイオリンのリサイタルを日比谷公会堂で聴いた。
ヘンリック・シェリングのリサイタルだった。
そのころは、バッハの無伴奏は、さっぱりわからなかった・
高校生のころ、何度か参加したデモ行進の解散は、だいたい日比谷公園だった。
新聞社の入社時研修で写真研修をしたのもここだった。
忌野清志郎とRCサクセションのライブを日比谷野音で聴いたこともあった。
それぞれの時のことが蘇ってきて、ハートフルになる。
運動しているのか、回想しているのか、瞑想しているのか、
そのどれでもあるような、不思議な1時間半。

夕、新しい中近両用眼鏡を発注。
中近の眼鏡は2003年から使って、これで3つめ。
老眼がだんだん進んできている。

帰ると地元の花火だった。
ヒュルヒュルと花火が空に上がって行く音、
山に反射してドーンと腹にひびく爆発音を聞いていると、
なぜかあまり浮き浮きした気分にはならず、
戦争のことに思いが向かった。
もうすぐ8月だからか。
いや、それだけでもないだろう。