盛り沢山なクリスマス2016/12/25 06:45

寒々と曇ったクリスマスの朝。
うちの玄関を飾るのは、ツレアイ手製のリース。
こういうの作るの、案外好きだよね。
そう言ったら、案外?と返された。
うん、やはり案外かな。

暗い時間に起きてレセプト点検を済ませ、朝食。
リンゴと白菜とハムのサラダ。
コーヒーに、ポーランド風の甘いお菓子。
クリスマス風なのかどうか、微妙ではある。


午前は3回めの笛のレッスン。
前より腕を体幹から離し気味に構えるようにしているのだが、
そうすると首のひねりが生じて、痛くなるし、呼吸にもよくない。
首のひねりではなく、腰のひねりに置き換えるように言われる。
こういうことに、案外気がつかない。良かった。
みっちり1時間。ブラームスとモイーズ。

午後はブロムシュテット指揮N響の「第九」を聴きにNHKホールへ。
渋谷の雑踏を避けるため、原宿から歩いた。

伊藤亮太郎さんがコンマスのヴァイオリンは、ほぼノンヴィブラート。
早めのインテンポ。
90歳近い高齢にして、これまでのやり方から大きく脱皮してみせるブロさん、
その生き方には、背筋が伸びる思いがする。
チェロが実に力強く雄弁な第九だった。
第四楽章冒頭の例の部分はもちろん、この曲全体を主導するのは実はチェロなのかもしれないなどと思った。
声楽では、パク・ジョンミンという韓国人のバスが驚き。
歌い出しから堂々たる押し出し、声量、安定で素晴らしかった。
合唱は、以前の国立音大の方が良かった、という声がオイラの周りには多い。
確かに国立の合唱団の方が、合唱としての声の柔らかい溶け合いがある。
東京オペラシンガーズはパワフルだが、一人一人の声が立ち過ぎるかもしれない。

NHKホールを出て、ツレアイと代々木公園を経て東北沢までまで歩いた。
東北沢のおかめで一杯。
このあたりは、富山の医学部に入る前に住んでいた場所。
この前NHKホールから東北沢まで歩いたのは、
バーンステイン指揮イスラエルフィルのマーラー九番を聴いた夜だった。
ノスタルジックナイトしてしまった。

おかめで、「しめ鯖」と言って出てきたのだが、
これは鯖ではなくて、アカサバ、チビキというやつだな。

ここのおでんは、ほぼ塩と酒と昆布だけで仕上げていると思う。
醤油や鰹節の味を期待すると、肩すかしでコケる。
ジャガイモが美味かった。
他に、白子ポン酢、干し貝柱のオイル漬け、海老真丈揚。

雑踏を避け、小田急ロマンスカーで、小田原周りで帰宅。
自宅に戻って、ツレアイのPCのセキュリティーソフト更新。
マカフィー君からカスペルスキー男爵に乗り換えるのに、少し手こずった。
単に商売敵に乗り換えられないように、というだけではなくて、
セキュリティーを守るためにはそう簡単に削除されないようにソフトを作るのは大事なことなのかもしれない。

朝6時に起きてから、仕事に遊びに大忙しのクリスマスだった。
包丁研ぎも注文されて砥石を朝から水に漬けてあったのだだが、やめておこう。
明日は出稼ぎ→母親の本年最終訪問診療→最終忘年会。
包丁研ぎは、明日の酔覚ましか、あさってか。

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