水銀・主訴・パジャマ2017/01/06 22:07

東京は寒い!
未だ暗い一番寒い時間に湘南の家を出て、
電車に乗って明るい都心に着くと、風の冷たさに身が縮まる。
都心の気温、1.7℃。
皆さん、御自愛ください。
私は義父の形見のコートに今シーズン初めてインナー付けました。

血圧計の脱水銀化
水銀式血圧計を廃棄処理してもらうのにいくらかかるか。
業者に見積もりしてもらった。
スタンドタイプ1台、卓上タイプ2台の計3台で43,000円+消費税。
ちゃんとした水銀の処分施設って、国内で北海道の元水銀鉱山一箇所だけなんだって。
そこまで運んでもらうコストが高い。
で、その処分場と直接関係する業者の見積もりをとった。
業者のところに自分で持ち込めば、半分程度の金額で済むことがわかった。
ふ~。めんどいけど、知らなかったことを知っておもしろかった。
と、FBに書いたら、医師会に入ってなくても医師会の回収を使えますよ、と教えてもらった。
数をまとめることで、コストダウンできるのは当然。
調べると、さらに半分くらいのコストで処理してもらえる。
ウチのように医師会に入っていなくて、こういう時だけ医師会を利用するのは
ちょっと気がひけるけれど、コストはちゃんと非加盟の場合に高めに設定されている。
ありがたく利用させてもらうことに。
ただし、年に一回9月ごろにまとめて回収なので、しばらくは院内で塩漬け保存。

主訴
ってのは、主にどこがどう具合が悪いかってことなの。
問診票の主訴の欄に「体調が悪い」って書く人、意外と多いんですよねえ。
あのですね。
どこがどう具合悪いのかってお訊きしてるわけですよ、はい。

ところで、パジャマにどうしてケツの穴が開くんだ?

初土曜2017/01/07 20:58

土曜の仕事は、いつもそこそこ忙しい。
土曜しか都合がつかない方たちで、予約が埋まるからだ。
先週の土曜は大晦日だった。
先々週の土曜は年内最終診療日だった。
1週間休んだツケは、ちゃんと回ってくる。

午前の仕事を終え、昼食。
入った店で、客が札束をちらつかせて、露骨なユスリをしていた。
やめて別の店に入った。
サイテーなものを見てしまった。

京橋の君島酒店に寄って、酒を2本買って帰った。
正月に減った日本酒在庫の補充だ。

いづみ橋・恵の青と赤。
青は純米吟醸、海老名産山田錦を55%精米、9号酵母。
すっきり、しっかり。
 赤は、純米無濾過原酒、海老名産山田錦65%精米。
青よりは、複雑重厚。
この2つあれば、安心のダブルボランチって感じ。

MAROワールド2017/01/08 23:13

あさんぽ。
空は雲におおわれ、光とぼしい。
海岸のアロエが今一斉に花を開いている。
日本の景色ではないみたい。

梅も咲き初めた。

今日は雨になるというので、
帰って庭の乾いた落葉を堆肥に積む。
今は、庭には花も緑も乏しい。
椿は、開くとすぐに、メジロにつつかれてしまう。

今唯一食べられる葉は、パクチー。
意外に寒さには強いようだ。
温かいと早くトウ立ちして花が咲いて終わってしまう。

金柑はそろそろ食べごろ。
こちらは、ヒヨドリに食われる。

いまさらながら漱石の「草枕」を読んでいる。
若いころ何度か読みかけてくじけた。
今度は読み通せそうだ。
これって、ほとんど前衛小説、実験小説だよね。
いきなり芸術論。
小説そのものが小説論、芸術論であるようなメタ小説。
日本語、中国語、英語と3ヶ国語がそのまま入り混じって出て来るし。
日本語の文体も、平易な説明的描写的文体と、正反対の目がくらむような漢語の嵐のような文体が意識的に使い分けられているようだ。
出来事はほとんど何も起きない。
なんだこりゃ、と、それが面白く思えたら、やめられなくなった。
1970年代の角川文庫で読み始めたが、あまりに字が小さくて読みにくいので、最近の新潮文庫に乗り換えた。

午後は、王子ホールで、「MAROワールド」シリーズの第30回を聴く。
大好きな作曲家の一人、フランシス・プーランクが、ジャン・アヌイの劇につけた付随音楽「城への招待」という珍しい作品を、朗読、演出をつけ、ピアノ、ヴァイオリン、クラリネットのトリオで演奏したのが、第一部。こんな珍しいものを聴けただけでも、収穫。
第二部は、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」。今回初めて思ったことだが、これってほとんどショスタコーヴィチだよ。言葉でなかなか説明しづらいけど、音の皮肉、ユーモアの質が、ショスタコーヴィチにすごく近い。サン=サーンス、只者じゃないな。あたりまえか。
プログラムはここまでだが、MAROワールドシリーズは、毎度番外編が面白い。フォーレがワグナーの「リング」をパロったピアノ連弾曲「バイロイトの想出」なんて珍しいものが聴けたし、今回初めて聴いたフルーティスト、竹山愛さんの特殊奏法もおもしろかった。読響ソロ・ヴィオラの鈴木康浩さんがブラームスの第2ソナタの第2楽章を弾いているうちに、そっと入ってきたN響パーカッションの植松透さんが小太鼓でジャズのリズムを刻みはじめ、ピアノもジャズになってしまい、鈴木さんしばし呆然とか。出演者11人それぞれに出番があって、名手の音楽宴会みたい。
このシリーズ、お薦めです。次回は4月、ピアノの清水和音さんたちと、ドヴォルジャーク。

ところで、今日、見ず知らずの男に、蹴られた
JRの改札を出るときに、向こうから入ろうとして待っていた男が、
すれ違った直後に、こちらのスネを蹴ったのだ。
改札で、立ち止まって待つ結果になったのが気に入らなかったのか。
無言であったし、振り返りもせずに立ち去ったので、推測するしかないのだが。
怒りや鬱屈を溜め込んで、爆発寸前になっている人が、どこにいるかわからない。
そういう人と、どこで遭遇するかわからない。そう考えると、かなり怖い。

150歩2017/01/09 23:46

先夜は強風が吹き荒れて、庭の植木鉢がいくつも倒れた。
割れた鉢もあった。
午前も雨が少し残っていた。

先日亡くなった指揮者プレートルを偲んでこのLPを聞きながらパソコン仕事。
ジョルジュ・プレートル。
ライブで接したのはウィーン響との一回だけだった。
大好きな作曲家、プーランクの作品をたくさん録音してくれた人だった。
これは、ピアノのタッキーノと入れた、ピアノ協奏曲と、オーバード。

昼食。
黒豆とナツメの汁粉。あまあまあまあまあまっ!
鏡餅 茶で口漱ぐ 汁粉哉

午後も、パソコン仕事の続き。
週末の研究会用と、来月初旬のセミナー用、パワポ2つだいたい仕上げた。
上々だ。

晩飯。
臭いめしと言うなかれ、芳しい香りメシじゃ!
知り合い手製の鮒ずし。
なかなか。

パクチーのサラダ
パクチー、セリ、紫大根、ピーナツ、じゃこ。
生姜酢、胡麻油。

里芋の柚子味噌

数の子漬け汁で煮た牛蒡。酒はいづみ橋、恵の青。

食後に片づけしていたら、軟派な記者してた時の仕事が出てきた。
「タイムリーだね、40年経って同じことしてるわけだ」
持ってきたツレアイが、そう言ってハハハと笑った。
冷蔵庫に残った昨秋の梨を赤ワイン煮にし、
リンゴを白ワイン煮にしていたところだったんである。
人は変わらない。オイラも、ツレアイも。
としとったけどね。
スマホのスキャナソフト、Offlice Lensってので保存してみた。なんとか読める?


これは美味いジンだった。空き瓶メモ代わり。

明日は空き瓶の回収日。ゴミ出しの用意もしていたわけね。

本日の歩行、150歩。そういう日もある。

2017/01/10 11:39

出勤。
6時半前に朝焼け。
朝の訪れが早くなってきた実感がある。
寒さはこれからだが。

週末の雨、大山ではやはり雪だったようだが、大した積雪では無さそう。
すぐ消えるだろう。
うまい具合に雪が降った後の晴れに休みが当たれば、
今年も雪の大山に上ろうと思う。