ファビオ・ルイージ指揮N響定期2017/04/15 22:30

今日のN響A定期は、ファビオ・ルイージ指揮。
ヴァイオリンソロは、ポーランド系デンマーク人の
ニコライ・ズナイダーっていう人。

前半の珍しいアイネムのカプリッチョ、
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、とても良かった。
この協奏曲をこんなにいいなあ、と思って聞いたのは、初めてだ。
これまでもパールマンとか、シャハムとか、名人で聴いているんだけどね。
ソロもオケも、とても良かった。
メンデルスゾーンって、
体育会系的筋肉の疾走と文学少女的叙情歌が同居してないとダメだよね。
どっちかに偏るのだろうけど、今日は自分的にはベストバランスの感じ。

後半は、マーラーの第一交響曲で、
こいつは、まるで素通りだった。
オーケストラが明るくカラフルに良く鳴りよく歌う。
マーラーの苦味や痛さ、酸っぱさ、きれいさっぱり跡形もない。
こうなると、マーラー聴く意味無いなあ、と思ってしまった。