菩提樹そしてコープマンのモーツァルト2017/06/15 18:58

日比谷あさんぽ5200歩。
菩提樹の花は、今週前半が盛りだったか。
少し色あせてきている。



烏龍茶のような芳香。

菩提樹の花をみるための早起きという酔狂が気に入っている。

午前の診療を終え、午後はミューザ・川崎でトン・コープマン指揮N響のコンサート。ネヴィル・マリナーの指揮で予告されていたが、マリナーの死去に伴ってコープマンが初めてN響を指揮する、というまったく別の楽しみに生まれ変わった。

今日はこんなアングルだったので、アンサンブルの中にいてコープマンに指揮されてるみたいだった。

もちろんノンビブラート、速め。
でも速過ぎずよく流れ、はつらつと喜びに満ちたコープマンの音楽がN響から聴けた。
かねて絶対早く聴けと師匠スジからプッシュされていたカールハインツ・シュッツの笛もようやく聴くことができた。
テクニックはもちろんすばらしい。最弱音から強い音まで、コントロールが実に滑らか。それに何というか音楽に気品がある。
昔の人たちとはフルートもずいぶん変わってきているなあ。
うますぎてついてけないって感じもちょっと。

プログラムはモーツァルトばかりで、魔笛序曲、フルートとハープのための協奏曲、後半にジュピター交響曲。前半のアンコールにイベール、後半のアンコールは「愛ね、暗いね」の第一楽章。なんだかすっっっっごく久しぶりに聴いた気がする。

40年以上も昔の大学時代に一緒に音楽やった友人たちと一緒だったので、
久しぶりの再会を祝し、夕食を食べながらしばし歓談。