今年のコンサートベスト10: 東海道中くきこけた

今年聴いたライブコンサートは、全部で30回ほど。
ベスト３を選んでみようかと思ったがとても絞りきれず、
５つも無理で、ベスト10になってしまった。
1/3では、あまり選択になっていないようだけれど、
それだけ今年は、記念碑的な大作の、それにふさわしい偉大な演奏に
数多く立ち会えた幸福な年だったのだと改めて思う。
ベスト１を強いて選べば、やはり、
２度と再び接する機会が無いであろう「アッシジの聖フランチェスコ」か。

●P.ヤルヴィ指揮N響ほか：マーラー「交響曲第６番」ほか＝2月23日みなとみらい大ホール
●ミンコフスキ指揮都響：ハイドン「交響曲第102番」、ブルックナー「交響曲第三番初稿」ほか＝7月10日東京文化会館大ホール
●アンサンブル・ヴァガボンド：マーラー「大地の歌」ほか＝8月8日さくらホール
●P.ヤルヴィ指揮N響ほか：モーツァルト「ドン・ジョバンニ」＝9月11日みなとみらい大ホール
●P.ヤルヴィ指揮N響：ショスタコーヴィチ「交響曲第７番」＝9月17日NHKホール
●ペトレンコ指揮バイエルン国立歌劇場管ほか：マーラー「子供の不思議な角笛」、ワグナー「ワルキューレ」第一幕＝10月1日NHKホール
●下野竜也指揮N響ほか：ベルク「ヴァイオリン協奏曲」「ルル組曲」ほか＝10月14日NHKホール
●ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管ほか：ブラームス「ドイツレクイエム」＝11月13日NHKホール
●カンブルラン指揮読響ほか：メシアン「アッシジの聖フランチェスコ」＝11月19日サントリーホール
●ノット指揮東響ほか：モーツァルト「ドン・ジョバンニ」＝12月10日ミューザ川崎

休暇の前は、どうしても忙しい。

帰途混雑した東海道線車内にて、シャルル・デュトワのスキャンダルと、国連のイェルサレムを巡る決議の成り行きに、重く湿ったわだかまりのようなものを感じつつ、今年の終わりを振り返る。