獅子ラトルと白ワイン2018/09/27 23:24

午前の診療を終え、午後は月に一度の税理士さん監査。

夜はNHKホールでNHK音楽祭第一夜、ラトル指揮ロンドン響を聴く。

ラトルとロンドン響、とても相性が良さそうに感じた。黄金時代の予感。
前半はラヴェルの「マ・メール・ロワ」、
ジャニーヌ・ヤンセンの素晴らしいソロでシマノフスキのVn協奏曲第1番。
後半は、ヤナーチェクのシンフォニエッタ。

ラトルがどこかで、ロンドン響は上等の白ワインみたいと語っていた。
ベルリン・フィルは赤ワイン、という含意だろう。なかなか意味深。
しかしロンドン響も、誰が振っても上等の白ワインというわけでもなかろうと思う。
今宵は確かに、上等の白ワインの透明な黄金色、繊細で複雑で刻々変わる味わいと香り、崩れない骨格の力強さ、長い余韻、なるほどと思わされた。
実はそんなに上等の白ワインは飲んだことないけど。
耳のごちそうだった。

こうなると口の方も白ワインを飲まずにはいられない。
上等とは言えずともまぁまぁの豪州産シャルドネを、銀座のライオンで。


そういえばラトルはライオンのようだな。