初冬晴れ2017/11/12 10:28

秋晴れ。いや立冬を過ぎたのだから、もう冬晴れというべきか?

今日は朝から都内で学会をつまみ食いしたあと、
新横浜へ誤嚥熱発から回復中の母親の訪問診療に。
夕方に少しは楽器の練習の時間も取りたい。
明日は早朝出稼ぎだから早寝もしたい。
たいたいたいの師走も近い。

加島雅之先生の講演は、いつもながら刺激的で興味深い。
温病論の背景。
日本の漢方に温病論が十分定着しなかっが歴史的背景。
温病論の概要。
温病論を日本の漢方の中で生かす実践的智慧。
ありがたい内容だった。

学会会場の近くに漱石旧居跡があるはず、
と思ったら学会会場そのものだった。

午後は、新横浜のホームへ母親の訪問診療。
途中、新婚のころに一年ほど住んだ町に。
ずいぶん人が多くなった。
四十年近く経つのだから変わっていてあたりまえか。


ベートーヴェン、中村憲剛、秋刀魚の味2017/11/04 22:51

暗いうちに起き、ようやく明るくなったころに家を出て出勤。
東海道線下りはこの時間から満員で、グリーン車にはビールを飲んでいる人も見える。
そうか世間は3連休の真っ最中。天気も悪くない。
オイラは空いてる上り線で仕事に。

今日はいつもの漢方診療にインフルエンザワクチンの接種が混じって忙しめ。
若い時のベートーヴェンの作品をCDで鳴らしながら、元気に正面突破。
まずは作品2のピアノ・ソナタ、フリードリヒ・グルダの演奏。
次、作品18の弦楽四重奏曲、モザイク四重奏団のピリオド楽器での演奏。
作品12のヴァイオリン・ソナタは、ハスキルとグリュミオ。
続いて作品5のチェロ・ソナタ、ケラスとメルニコフ。
そして最後、作品15のピアノ協奏曲、アンスネスのピアノで!

どれも素晴らしい作品の素晴らしい演奏。
ベートーヴェンといっても後に色濃くなる悲劇的なもの、息苦しいまでの徹底、闘争的なところはまだなくて、純粋で自発的な天才性が、自然に溢れ流れている感じがする。

午後2時までの診療を終え、樹の花で昼食。
ネットで、ルヴァンカップ決勝の経過を追う。
セレッソ大阪対フロンターレ川崎、どちらが買っても初優勝。
セレッソも好きだが、うーん川崎・中村憲剛選手の笑顔が弾けるところを見たかった。残念。
憲剛のプレーをエレガントと評したのはオシムさんだったろうか。
最高の選手の一人だと思うが、タイトルからは見放されている。
選手生活最晩年にさしかかっているはず。
彼が優勝して喜ぶところを、一度は見たい。

生姜(ショウキョウ)
良姜(リョウキョウ)
乾姜(カンキョウ)
茴香(ウイキョウ)

霍香(カッコウ)
葛根(カッコン)
滑石(カッセキ)

山梔子(サンシシ)
山査子(サンザシ)
細辛(サイシン)
山茱萸(サンシュユ)

龍骨(リュウコツ)
竜胆(リュウタン)

帰りの列車の中で、生薬の名称一覧とにらめっこ。
調剤薬局での過誤防止のため、処方箋上の生薬の記載を、厚労省マスターによるカタカナだけでなく、要注意のものについては上のように漢字を併記してみることにした。
漢字の方が直感的に差がわかりやすいし、漢字が書いてあるものは要注意、という注意喚起にもなることを期待している。完璧は、言うまでもなく、無いのだが。こういうことが割に簡単にできるのが、電子カルテソフト・ダイナミクスの良いところだ。

ムスコその1と、その2夫婦が来て、
夕方から海鮮BBQという名の青魚炭火焼き宴会をやっていた。

写真は、ムスコその1のFBから拝借。
残り火で、秋刀魚と鰯を一匹ずつ焼いてもらって夕食。
今年の秋刀魚は、やはり脂の乗りがもうひとつか。

メシは道連れ 夜はな酒2017/10/16 07:27

寒い。
午前、小田原・丹羽病院の漢方外来。
通勤電車に乗ると、眼鏡が曇った。

午後は、寝たきりの母親をホームに訪問診療。
今朝から足の温かさに左右差がある、という。
言われて触れると、確かに。
そしてやや熱い側の下腿がわずかに浮腫んで表在静脈も怒張気味だ。
深部静脈血栓だろうか。
介護スタッフの観察力に脱帽、礼!

ばんめし。
生鮭に、玉葱人参

隠元に、梅紫蘇

豚に林檎と蜂蜜

京都の重ね漬けにスダチ

メシは道連れ夜はな酒。
生かすも殺すも組み合わせ次第。
漢方も人生も。

つながってくる2017/10/09 09:27

朝めしをこんなもので簡単に済ませ、新宿で漢方の勉強会に。

東京医大附属病院6階臨床講堂で、
「温知会」600回記念公開講演会を聴講。
600回ってのは本当にすごい。敬服。

精神科医・徳田裕志先生がスライドで紹介していた
外界、自我、無意識、集合的無意識とそれらの境界を示したユング流の図に対し、
座長の仙頭正四郎先生が、五臓と舌診所見の模式図との類似を指摘し、
対話が生じたあたりは、スリリングで非常に面白かった。
一見何の連関も無い異なった文脈が繋がるライブの面白さ。

午後は青葉台のフィリアホールで、エベーヌ弦楽四重奏団のコンサートを聴く。
こういうジャズを並べた後半もおもしろくは聴いたが、
前半のモーツァルトのニ短調、ベートーヴェン「セリオーソ」がすごく新鮮だった。

おそろしく鋭敏な聞き合い、発見の連続、そして透明感を失わない美しい響き。
ベートーヴェンが、今生まれた先鋭的な音楽のように聞こえた。

ヴィオラのアドリアン・ボワソーという人が手首の故障で来日できず、
マリー・シレムという上手くて美人のヴィオリストが代役で入った。
前半では、それが良い方向に働いたが、後半では少しブレーキになったかもしれない。
そんな気がした。
この団体は既に何度めかの来日公演らしいが、まったくノーマークだった。
また聴きたい。

帰途。
高崎線・熊谷の先で脱輪した車がいたおかげで、
東海道線平塚駅のベンチで長い列車待ち。
いろんなことが繋がっているおかげで、
予想外に遠くの自分に関係の無さそうなことが、
突然自分に影響を与えるようなことが、これから増々多くなる。

ピレネーのチーズとバスクのソーセージと日本の野菜で晩メシ。
酒はリアス・バイシャスのアルバリーニョ。




もう寝る。バスタ。バスセンターじゃないよ。今日はもう十分。

アレグラ2017/09/22 12:41

雨になる予報だが、朝の空はだおだやか。

ホトトギス

花が虫みたいで気持ち悪いという人もいる。
ほんとの虫がついていることも多い。
でも今うちの庭から持ってこられる花はこれくらいしかない。

アレグラ
今は薬局でも買えるベストセラーの抗アレルギー剤だ。
最大のセールスポイントは、眠くならないこと。
でも効きが悪いって何人かから聞かされたものだから、
自分で試したことはなかった。
エバステルも
アレジオンも
クラリチンも
ジルテックも
ザイザルも試したのに。

んで昨日から試してみてる。
そこそこ効くじゃん、眠くないじゃん。
いいじゃん、今さらですが。
秋の花粉症、今けっこうひどいですね。
目が痒い、耳が痒い、鼻が痒い、喉が痒い。
人によっては肌が痒い、喘息が出る、頭が痛い。
いいと思いますね、アレグラも。

アレルギー専門の友人の医師によると、
アレグラは、眠くならないが、逆に不眠の副作用を起こす人があるという。
確かに公式の添付文書にも不眠の副作用の記載がある。
小青竜湯をはじめとする生薬・麻黄を使った漢方薬のほうが、
不眠の副作用はもっと多いと思うが。

アレグラの一般名は、フェキソフェナジンという。
ジェネリックだと、この名前になる。
ヘクソヘナチンと言いそうになって困る。