3日続き2017/07/12 22:42

銀座四丁目でこれ五百円は破格。
としても、三日連続午後10時過ぎにここで食べてる僕ってどうなの?

仕事を終え、東邦大大橋病院で開催された
中国医学各家学説講座第二回を聴講。

ついていけないなりに、おもしろい。
見方が広がる実感がある。

てわけで、毎日このところ夕食が遅い。
遅くに食べると体重が増えやすいのだが、ちっとも増えない。
自慢してるんじゃない、ぼやいてるんだ、ほんとに。

藤沢医師会東洋医学研究会2017/07/06 23:45

午前の診療を終え、昼食の後、歯科治療。
左上の小臼歯、以前に別の歯科で治療してもらったところが、ダメになっている。
詰め物と歯の間に隙間ができている。
ってことはムシ歯をきちんと削り切っていなかったために広がってしまった、ということのようだ。
詰め物を取り除き、削り直して詰め物の型をとり、仮歯を入れて、1時間。
来週には詰め物を入れていただける予定。ありがたい。

さて、夕方は、半年に一度やっている藤沢市医師会東洋医学研究会の講演。
ちょっと早く着いたので藤沢駅構内のクイーンズ伊勢丹をのぞいた。
以前は無かったいづみ橋の品揃えが豊富!
これから講師役だってのに、早速2本購入。重いぞ。


研究会は25人ほど出席。
皆さん偉いなあ。
オイラウチ帰って酒飲んで寝たい!

今回のタイトルは「大黄は大王ではない 将軍なんである!」。
大黄は、便秘薬の成分として有名だ。
漢方薬の古典、傷寒論が生まれたころの下剤の役目は、現在からは想像もつかないほど重要だった。抗生物質も抗ウイルス薬もステロイドも無い時代、人がバタバタと死んでいく重症流行感染症に、どう立ち向かうか。それも病気の極期、このままでは患者は死んでしまう、というような時に、下剤が使われた。身体の中の「邪」を、吐かせたり下したりすることで、何とか外に出して、命を救おうとしたのだ。大黄は、そうした時の切り札の一つだった。
そして大黄は、単に下剤というだけではない。下剤というだけなら、その瀉下成分であるセンノシドが、今では製剤化されている。しかし、大黄には、センノシド以外の多くの成分が含まれる。それらの成分の薬理作用として、抗炎症作用、向精神作用、血液凝固抑制作用、腎不全改善作用等々が確かめられており、センノシドの作用は、大黄のごく一部でしかない。
さらに漢方薬では、多くの成分を含む大黄に、さらに別の生薬を組み合わせて用いる。現在、医療用に保険で使われる漢方エキス製剤は18種類だが、それらは、含まれる大黄の量に違いがあり、組み合わせる生薬に違いがあり、当然、使うに適した状態が違う。では、どこに着目し、どう使い分ければいいのか。。

といった内容を、90分間みっちり、お話し、ディスカッションして燃え尽きました。

燃え尽きた後は、いつも、藤沢市医師会東洋医学研究会の役員の皆さんと、美味しいお酒と美味しい食べ物で、クールダウン。
これは、アサヒガニという初めて食べる蟹でした。茹でる前から赤いので、アサヒガニというそうな。味噌が濃厚でおいしうございました。


日付変わって帰宅。
ど~して玄関にトマトが??
オレの留守に何が??? 
とりあえず一個食って寝た。

ツレアイが先月からこども食堂を始めている。
そのためにいただいて、先日使ったのの残りだった。
大鍋でトマトソースにして冷凍し、来月使うそうな。
酸味があって、生では少し水っぽいトマトだったから、
煮詰めてソースにしたら美味しくなるだろう。

梅雨というより冷たい雨2017/06/18 19:23

早起きして、地元あさんぽ。
肌寒い曇天。
雨になる予報。




泰山木、開花のあとさき。


雨が降り出す前に、残った枇杷の実を全部収穫した。
後は来月のセミナーの準備を日暮れまで。

日本東洋医学会@名古屋最終日2017/06/04 22:33

学会最終日。
今日も7時に起き、8時過ぎに会場入り。
9時からシンポジウム「小児漢方の新たな展開」を聴講。
小児科も意外と独立性が高く、小児だけの漢方の学会があったりもする。
発達障害と漢方、小児外科領域の漢方、これまで聴けていなかった話しが聴けた。

産科・婦人科の一般演題をしばらく聴き、
ランチョンセミナー松橋和彦先生の「漢方の美しさ~対薬理論・血虚からの展開」へ。
この先生の話しを聴くのは3回めか。
頭の整理にはなかなか良い。
なんか話しぶりが、予備校の先生みたいになってきたかも。

最後。「フレイルと人参養栄湯」と題した乾明夫先生のセミナーを受講。
盛り沢山で、ちょっと消化不良気味。

名古屋駅へ出たら、ちょうど都合のいい「ひかり」に間に合った。
3日で16時間くらい勉強したから、日が高いけど、もう白ワイン。
学会にでると、とりあえずヤル気出る。
カツが入る、の方が近いか。

この秋はドイツ・レクイエムもワルキューレも、
さらにショスタコーヴィチの第七交響曲も予定に入ってるのに、
5時間かかる「アッシジの聖フランチェスコ」にも行くことになった。

漢方薬を一般大衆が気軽に使う状況は歴史上初めてだしある意味想定外って話が学会で出ていたけど、音楽だってそうだ。
ブラームスもワグナーもショスタコーヴィチも、作曲家自身はこんな聴かれ方を想像さえしなかったろう。1992年まで生きたメシアンはどうだかわからないが。

医療も芸術も、無差別大量消費から十分な距離をおくことは不可能に近い。

日本東洋医学会@名古屋2日め2017/06/03 22:29

7時に起き、8時過ぎには学会場入り。
9時からまず「本草学者丹波修治」という教育講演を聴講。
まったく知らない人だったが江戸時代における本草学の広がり、それが西洋からの学問の流入と合流して明治時代の生物学の礎になっていく様が感じられた。
次いで特別シンポジウム「君も達人になれる」(なんて恥ずかしいタイトル!)をチラリと覗いた後、薬理の一般演題へ。生薬と抗酸化活性、黄耆による腎機能改善、抑肝散によるオキシトシン分泌調整といったテーマ。ここの発表について評価判断する力量はオイラには無い。今の研究者の関心がどのあたりに向いており、どんな手法で研究が行われているのか、に興味をもって聴講。
11:00から金子幸夫会頭の会頭講演「傷寒雑病論を学ぶ:張仲景から葉天子にかけて」を聴講。名古屋での漢方の歴史を少し垣間見る。以上、午前の部終了。

12:10からはランチョンセミナーで、辨野義己さんによる「長寿菌がいのちを守る~大切な腸内細菌コントロール」という話し。この領域は、どうしたっておもしろい。講演もおもしろかったが、話しが広くて、細部をもう少し聴きたかった。本が出ているようなだから、買って読んでみよう。ちなみに、雲古の8割は水、だそうですよ。人は体内に広大な生態系を宿していて、その生態系に対して、食生活を始めとする生活習慣等によって、大きな影響を与え、それがまたその人の体調に跳ね返る、というダイナミックなシステムの中で生きている。そうしてヴィジョンは、オイラにはとても魅力的。

午後。シンポジウム「現代における本草学」。金兌勝さんによる、生薬の作用を、温ー冷、乾ー潤、行ー鎮の3つの軸で考える、という話しは、なるほど頭の整理になる。
笛木司さんの、宋版傷寒論の度量衡に関する考察は、1両=約14gという結論。う~む。説得力ある考察。角野めぐみさんによる生薬の煎じ方による成分変化の報告。蘇葉は、煎じ時間5分が上限。だとすれば、エキス剤、あきまへんな。

朝九時からずっとお勉強。
座ってる時間が長くて腰が痛くなってきた。
医学部の学生時代を想い出す。
ちょいと会場内散歩。
これ、ダ・ヴィンチの構想を形にしたものなんだな。
あの時代にこの大きさの像を構想した人は凄い。
ってことを見せてくれるのも、いいね!

「妊娠と漢方」のシンポジウムに参加のつもりだったが、
文字通り立錐の余地もない満員。
向かいの部屋で、耳鼻咽喉科関係の一般演題を聴く。
ふだん聴かない話しを聴くのも学会の面白さ。

午後4時から最後の二時間は特別シンポジウム
近世・現代の比較から漢方の明日を考える」。
加島雅之、木村容子、高山真、と若手の精鋭が揃った。
この人たちが、これからをリードしていくのだろう。
漢方の明日。
総合内科・プライマリ・ケア領域で漢方を生かす、
専門性が高い領域で漢方を活かし研究する、
という方向性はますます広がっていくだろう。
その時に従来の漢方の専門家がどう生きるか。
加島先生のこの問いかけは、鋭く深い。
オイラは、ぼちぼち退場を考えているから、まあいいけれど。

夜。
スタッフ二人、昔からの友人二人と合流し、祝杯。


今日は、銀座内科診療所で診療をはじめてから20年目の記念日だ。
二十年前、オイラは四十代で、まだ新しい薬の名を覚えるのに苦労せず、
体重は今より五、六㌔重く、子どもたちは小学生で米国で生活しており、
銀座にはマンションが一棟もなく、
スタバ日本一号店からは芳しいコーヒーの香りが溢れ出ており、
飲めば必ず胃が痛くなるほど強いコーヒーが出されていた。
みんなずいぶん変わった。

乾杯!

あと何年、こうしてやっていられるかな?