アレグラ2017/09/22 12:41

雨になる予報だが、朝の空はだおだやか。

ホトトギス

花が虫みたいで気持ち悪いという人もいる。
ほんとの虫がついていることも多い。
でも今うちの庭から持ってこられる花はこれくらいしかない。

アレグラ
今は薬局でも買えるベストセラーの抗アレルギー剤だ。
最大のセールスポイントは、眠くならないこと。
でも効きが悪いって何人かから聞かされたものだから、
自分で試したことはなかった。
エバステルも
アレジオンも
クラリチンも
ジルテックも
ザイザルも試したのに。

んで昨日から試してみてる。
そこそこ効くじゃん、眠くないじゃん。
いいじゃん、今さらですが。
秋の花粉症、今けっこうひどいですね。
目が痒い、耳が痒い、鼻が痒い、喉が痒い。
人によっては肌が痒い、喘息が出る、頭が痛い。
いいと思いますね、アレグラも。

アレルギー専門の友人の医師によると、
アレグラは、眠くならないが、逆に不眠の副作用を起こす人があるという。
確かに公式の添付文書にも不眠の副作用の記載がある。
小青竜湯をはじめとする生薬・麻黄を使った漢方薬のほうが、
不眠の副作用はもっと多いと思うが。

アレグラの一般名は、フェキソフェナジンという。
ジェネリックだと、この名前になる。
ヘクソヘナチンと言いそうになって困る。

第20回東京和漢研究会2017/09/09 23:34

午前の診療を終え、
夜は仲間と続けている漢方の研究会
「東京和漢研究会」の第二十回目を、幹事として主催。

・生薬・大黄の総論的まとめ
・生薬・竜骨の最新産地情報
・甘草瀉心湯の内容をめぐる文献学的検討
・不明熱の男児に対する漢方治療のディスカッション

以上、ディープな4題で約2時間。
30人ちょっとの参加者あり、
熱量も栄養もたっぷりの会だった。

終わって懇親会をいつもの銀座ごち惣家で。
こちらも和牛、鶏、トマトなど、
滋養豊富。終了11時。

退役軍人の空虚2017/09/08 19:00

30歳そこそこで発症。
度重なる再発で、抗がん剤治療、手術、骨髄移植。
未だ幼かった子供には、ずっと秘密にしていた。
中三の時にふとした会話から総てを話すことになった。
その子も就職し、巣立った。
最後の大きな治療から間もなく5年。
ようやく平穏な時が訪れようとしている。
どんな気持ちですか?
「空虚」という言葉か帰ってきたので、虚をつかれた。
安堵といった言葉を想像していた自分を恥じた。
彼女の20年は病気との命がけの闘いの連続で、それ自体を糧に生きるしかなかったのだ。それがふっと終わって、この人は自分が生きる足がかりを失ってしまった。
ヴェトナム戦争が終わって米国に帰ったけれど、
市民生活に戻れずに森にこもった退役軍人と同じことかもしれないですね。
そう伝えたら、彼女は言った。
やっと自分の気持ちを言葉にしてもらえた。
戦死した仲間はたくさんいるけれど、生き残っている同年代はほとんど誰もいない。
病気をしていない人に話してもわかってもらえない。
僕も、わからなかった。

こういう話は、聞き出すのではなく、聞き取るのでもない。
聞き・語る共通空間がふっと生成する。
そしてそこには何かエレルギーが生まれる感じがある。

こういう時の漢方薬は、
話しをするための方便だったり、場が生成し変容する触媒だったりする。

お盆あけ2017/08/16 14:20

「この漢方薬を飲むようになってから、腕時計が遅れるようになりました」。
うっっ

築地市場は今日から休み明け。

神津島の黒ムツ、
佐島のサワラ炙り、
赤身づけ。
墨廼江特別純米をぬる燗で。
梅雨冷えみたいな夜は、ぬる燗が無難な気がする。
この8月は雨が多く、遅れてきた梅雨のようだ。
銀座遊食倶楽部にて。

騎士団長殺しと遠心分離機の突然死と、2017/07/21 15:32

第一部読了。
今月中に第二部も。
ツレアイの友人から回ってきてオイラ4人め。
5人目待機ちう。

画家が主人公。
芸術をめぐるメタ小説みたいなところがあり、
その点、漱石の「草枕」を想わせる。
もちろん、全然違うけれど。

稼働21年目の遠心分離機が、突然動かなくなった。
そんな日に限って遠心分離必須の内分泌採血したい初診あり。
ある、ある。
修理に出すのはやめて、新品を発注。

ウチから出ている生薬処方の内容をみて
「その漢方薬がどういうものかわからないけど、
あなたにはこっちの漢方薬がいいと思うから、これを飲んでみて」
ってT社のエキス製剤を処方されたそうな。
で、それはウチから出ている生薬処方そのものなのであった。
笑ったけど、漢方エキス剤を処方している医師の多くはそんなものかと思う。
エキス剤の内容、構成生薬は、まるで頭に入っていない。