寒いけど2017/11/20 06:43

夜明けとともに出勤。
(日暮れと共に寝るんならいいんだがね)
今季初、手袋の出番。
耳あても欲しいくらいだ。
昨夜のメシアンが、まだどこかで渦巻いている。

今日は、地元中央区内で近場出稼ぎ二件。

某所で自分のステートは持ってきましたから、と言ったら
え?ステテコですか?」と言われた。
なお、ステートってのは
stethoscope、聴診器を意味する業界用語。
ステートなんてヘンだな~と思ってるから、
ステテコ?って言った事務さん、好感!
ちなみに、英語でstethoscopeと発音するのを日本語で書くと、
「ステッスコ」みたいに聞こえるから、ステテコと聞こえてもおかしくはない。
オイラのステートがステテコに聞こえたのは、単に滑舌が悪いからである。

姿勢よく、関節は軟らかく
オイラは姿勢が悪くて関節が固い。
でも、そこを意識して矯正すると、
いろんなことが、今からでも少しは改善できるような気がする。
意識するポイントは、下腹と、下顎。

アッシジの聖フランチェスコと奇跡の一日2017/11/19 06:46

7時に起きて、庭の竹やらスイカズラの蔓やらの始末。
1時間半ほどかけて、大きなごみ袋一つにまとめる。
寒い。

朝食の後、月に一度の楽器のレッスンに。
朝日に輝くススキの脇を通り、
川とも呼べない小さな流れの脇の道を歩いていくと、
カワセミが流れの上を山の方へと飛んでいった。
宝石のように輝く青い羽が目に残った。
なんと奇跡の予兆に満ちた日だろうか。

なにせ午後は、メシアンの大作「アッシジの聖フランチェスコ」を聴きに行くのだ。
メシアンは、鳥たちの声に神と世界の聖なる神秘を見出して音楽にした人だ。


レッスン受け終わって、いざ東京へ。
左手の楽器の支えが、指の基部過ぎるので、手首が固くなる。
左手指の上下動に、無用の捻りが混じる。
その矯正が、これから一ヶ月の課題。
こういう具体的技術的な細かいレッスンが、非常にありがたい。

こんな日は、柿の実も、雲の峰も、奇跡をはらんで見える。
駅でツレアイと待ち合わせ、さて、東京へ。


おや、代役で出るのは、パッくん?
これから5時間半の長丁場。
と思ったら、予定より少し長くなり、盛大なカーテンコールもあって、
終わると8時近かった。

目くるめく音色の万華鏡、魔術的変拍子の快感。
カンブルラン読響、よくぞやってくれた。
せっかく小澤征爾さんが指揮して世界初演したのに、
全曲日本初演は遅きに失したような気もする。
とは言うものの、非常に大変だわな〜この曲は。
大曲中の大曲、難曲中の難曲。

メシアンの後の、うちめし庵

豚肉をりんごとレーズンとロゼワインの残りで煮込んだのをツレアイが作り、
オイラは大量にあった人参を、クミン入りキャロット・フォンダンにした。

スープは昨夜オイラが残り物で作って今朝も食べたそのまた残り。
根菜と白菜とネギとベーコン。

和風じゃないよねと、やや洋風にしつらえたけど、
メシアンはアフリカって気もする。
動植物、大地の自然の音の模倣、
そして複雑な魔術的リズムが作り出す非西欧的時間。
どちらにしても、日本とはずいぶん違う。

ひさしぶりのウチメシ2017/11/18 19:46

N響から大きな封書が届いていた。
開くと、年間会員の特典2点が入っていた。
CDは・・う~ん残念。
だいたいの音楽は喜んで聴くが、チャイ様だけは勘弁。
欲しい人がいれば差し上げます。
いなければ、クリニックの年末恒例「ご自由にお持ちください」へ。

カレンダーは、楽器の写真だ。
昨年の団員スナップより良いな。
これは使えそう。

帰宅して家の玄関を入ると、壁にこんなものが。
ツレアイのいたずら。
ゴーヤーに混じってグリーンカーテンにしていたものだ。
正式の和名はオキナワスズメウリ、通称琉球オモチャウリ。
この後、実は赤くなる。
毒があって食えない。
こういうおかしなもの好きなんだよな、あの人は。

ひさしぶりのウチメシ。10日ぶりかな?
赤身牛のステーキ少々に、ローリエで炊いた御飯。
千葉から到来の椎茸とブラウンマッシュルームはニンニクオリーブオイル炒め。

サツマイモのポッタージュ。
次回のこども食堂のための試作というが、じゅうぶん美味い。

秋茄子とプチトマトのミニラタトゥイユ、これはオイラ製。
茄子の皮が固くなってきた。
The Last Tomato of Summer、庭のトマトよ~ ♪

ルッコラと白菜の芯とプチトマトのサラダ

酒はホーリーロザート。
今日こそ早寝するぞ!

ブロムシュテット指揮LGOのドイツ・レクイエム2017/11/13 17:50

早朝出稼ぎ。
西武線の南大塚って駅に初めて降りた。
駅名が豊島区っぽいし、川越市って馴染みがあるし、
こんな遠いと思わずに応募しちゃったんだ。

それにしても、なんだろうね、この鉱石運搬貨物列車みたいのは。
こんなのが、止まってるんだよ。
ふつうの駅に。

午後は、今度は地元有楽町出稼ぎ。
はしごですわ。
師走師走、医師走ですわ。
銀座の街も師走準備だし。


夜は、隔日通いのNHKホールで、ブロムシュテット指揮LGOのドイツ・レクイエム。

壮麗きわまりないドイツ・レクイエムだった。
この曲を初演したライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
たぶんこの曲だけのために来日したウィーン楽友協会の大合唱。
暗譜で指揮する90歳のブロムシュテットを核に一つとなって、音楽の炎を燃やし続け、
ついには音楽を超えた何か巨大なものが降臨したことを、
みんな実感して家路についたと思う。

ブロムシュテットさんて、厳格なヴェジタリアンで敬虔な信仰の持ち主。
そのせいか、SとかMとかイ
マイチ感があるんだけど、
Bはバッチリ。
バッハもベートーヴェンもブラームスもブルックナーもバルトークも、
真摯で感動的な音楽を聴かせてくれる。

でも来年のN響定期はベルリオーズなんだよな。
このBはどうか、ちょっと想像がつかない。

ヤノフスキ指揮N響定期2017/11/11 22:20

降圧剤飲んで長生きしたくなんかない。
うん、それはわかるよ。
血圧をコントロールして寿命を延ばすことに意味がない、という価値観はあっていい。
自分で選択すればいいと思う。
でも、だからって降圧剤を半分だけ飲むとか半端なことをしても、
貴方が思うようないいことは何も無いと思うな。

朝起きられなくて学校行かれないって受診した高校生が、
数か月後には朝5時に起きて学校行ってるって言うからタマゲた。
双極性って言葉も頭の隅に入れておこう。

そんなこんなの外来診療を終え、夜はNHKホールでヤノフスキ指揮のN響定期。
今日の渋谷は、強い風が吹いて空気が澄み、夜空が深かった。
地上は痴情にあふれ、町並みは猥雑にモダンだけど、空はどこまでも空だった。
今宵聴いたヒンデミットも、ベートーヴェンも、そんな渋谷にふさわしく思えた。
忘れがたい一夜になった。
ヤノフスキ、機会があればぜひまた聴きたい。
ヒンデミット、あれだけ面白く美しく聴かせるには、あの精度が必要なのだろうなあ。
「エロイカ」は、CDで聴いた中では、コリン・デイヴィスがドレスデン国立歌劇場のオーケストラを振った演奏に似ていると思った。
力で押すようなところがなく、響き、バランス、アーティキュレーション、フレージング、ダイナミクスの変化、特に弱音を非常に大事にした音楽づくりで、細心の目と耳が常に行き届いた感じは、野放図な開放感とは縁遠い。
甲斐さんのフルート、茂木さんのオーボエはじめ、N響の管楽器奏者たちの名技も、120%発揮されていた。
前半:ヒンデミット「ウェーバーの主題による交響的変容」「ハープと木管楽器のための協奏曲」、後半:ベートーヴェン「交響曲第三番変ホ長調」