カフカの世界に2018/05/01 18:52

朝、庭のスイカズラが花盛り。
こうしてみると金銀花という生薬名がなるほどという感じ。
花は香りが良く、蒸留酒に漬け込んでも楽しめるそうな。
とFBに書いたら、旧友がジンに漬けてみるそうな。

午前、小田原・丹羽病院の漢方外来。
午後は銀座で診療。
連休に挟まれたこういう日は、
飛び込みの感染症がちょこちょこ。

昨夏から使っている膝サポーター。
つけていれば山も平気で歩けるが、はずすと家の階段でも痛くなってきた。

下肢の筋トレ、ストレッチは毎日続けているが、
すでにこれは必需品になっているのか。
腰もだし。
だんだん甲冑固めの甲虫みたいになってくる。
思わぬ方向から、カフカの『変身』がリアリティーを帯びてくる。

おしっこしていいプール2018/05/02 22:54

フェイスブックで流れてきた絵。
うまいっ まったくだ!
添えられた説明は蛇足かもしれないがいちおう。
「日本の分煙はどうなっていますでしょうか。
隅っこでおしっこをしていいプールと同じで、単に場所を分けてあるだけです。
単に場所をわけただけの分煙では、タバコ煙は必ず広がり、
受動喫煙は避けられません」
Smoke Free 2020 Tokyo Olympicsというところから。

夕食は、職場近くの遊食庵で。
この10年間、昼も夜も、自宅のようにリラックスして
美味しい物を飲み食いさせてもらっていたこの店、
もともとやっていた行徳へ再移転することになった。
ご家庭の事情なのでやむを得ないが、残念至極。
六百回以上通った歴史にもうすぐ終止符を打たねばならない。


連休初日2018/05/03 18:58

連休後半初日。
7月に予定している漢方セミナーの準備で一日机に向かう。

夕、庭に出る。
3年半前に、銀座松屋裏の「野の花 司」で小さなポット植えを買ってきた山椒が、
背丈より大きくなって、実をつけるようになった。
少しだけど、炊いて夜の酒肴に。


千葉から到来の空豆は、初物でまだ味が薄い。
甘皮ごと中華風に五香粉で煮浸しにした。

地物のいただきもの新たまねぎは、削り節と酢醤油で定番の美味さ。

鶏を焼いて、出た脂で葉大蒜を焼いて添えた。
ちょっとポン酢と柚子胡椒をつけるとより美味。

酒はバスクのチャコリ用グラスで、玉川無濾過生原酒を飲む。

要冷蔵と書いてあるけど、「だいじょうぶ、床下なら十分」
という蔵元さんの言葉を信じて、床下の酒蔵に置いていた。
しかし開けようとしたら、パーンと銃撃の音がして栓が天井まで吹っ飛んだ。
ぶったまげた。
あと何本か床下に置いているから、早く飲まなくちゃ!

突然山へ2018/05/04 17:08

連休後半2日め。
今日も漢方セミナーの準備するぞ。
早起き。
朝食、リークのスープとそら豆のトマト煮で朝めしを済ませ、さて仕事。


と思ったら、山行こうよ、とツレアイが言い出した。
う~ん。仕事のつもりだったんだけどな。
山も、今行っておかないと、また当分行かれない。
ままよ、と話に乗った。

圏央道から中央高速のあたりは、渋滞しているようだ。
宮ヶ瀬、津久井湖、相模湖と山あいを縫って曲がりくねった坂道を走り、
上野原から中央道に乗る。

八ヶ岳も南アルプスも、稜線にはもう雪がほとんどない。

車を置いて小屋へと歩いていると、夕暮れの林の中に鹿の家族が。

小屋に着くと、零下2度だった。素手が痺れるはずだ。

この夕暮れを味わいたくて、ここに何度も来ているのかもしれない。


冷え込みの中で食べる猪鍋、滋味豊か。 

寒くて暖かい。
眠くて覚めてる。
弛緩しつつ研ぎ澄まされてる。
白ワインと赤ワインとウィスキー水割りを飲んで9時就床。

八ヶ岳散策2018/05/05 22:25

6:00朝食
7:20出発。沢には、まだ氷がある。樹林帯の中の道は、凍った雪に覆われている。
登山靴の底にチェーンスパイクをつけて登る。

8:15オーレン小屋着。このあたりの白樺は、まだ芽吹いていない。

8:30オーレン小屋発
9:00夏沢峠着。小さな黄連の花を見つけることができた。
本来の花期はもう少し後のはず。
今回は見られないと思っていたので、思いがけず見られて嬉しい。

9:30夏沢峠発
10:30根石小屋着。このあたりは、風の通り道。
今回も、西の諏訪側から東の佐久側へ向けて、強風が吹き抜けている。
身体が浮き上がりそうな風だ。天狗岳まで行く予定を断念。
11:00根石小屋発
11:45オーレン小屋着。昼食。
山での昼食は、カップ麺と水割りさえあればいい。他に何もいらない。

13:00オーレン小屋発。
14:00夏沢鉱泉着。温泉に浸かる。命の洗濯というやつですな。

降りてきて、八ヶ岳連峰を仰ぎ見る。
今夜は、20歳前後にお世話になった恩師の一人K先生の御宅に逗留。