ダブル出稼ぎ2018/11/12 17:36

午前は小田急沿線の山裾の町で。
午後は、有楽町のビルで。
間は電車移動の時間がギリギリだった。
駅でおにぎり一個かじって昼めし終わり。

67しき年の始まり2018/11/10 22:23

オイラ67歳の誕生日。

5時起床、掃除・洗濯
→朝食
→洗濯物乾燥
→消防点検
→診療
→昼食
→昼寝
→洗濯物たたみ
→母親の訪問診療
→横浜駅地下で一服←いまここ ふう。

ムムの年が終わり、ムナしき年の始まりは斯くの如きであった。

いや、まだこれから帰って晩飯だけど。

晩メシ〜。
ツレアイがしつらえてくれた。
地物赤舌平目のムニエル。

ポテトグラタン

ラディッシュとブロッコリーのバジルサラダ

誕生日だから、ちょっといいのを開けちゃおう。
ドミニク・ローランのプイイ・フュイッセ。
プイイ・フュイッセのイメージを裏切るくらい、
力強く濃厚だった。明日が美味いかも。

奇跡の子2018/11/09 17:14

3年前に初めてやっと妊娠したが、初期流産で大出血。
ショック状態で救急搬送され、危うく命をとりとめた。

「次は死んじゃうかもしれないよ。本当にまだ続けるの?」
本気で尋ねた。

その後ずっとできなかったけれど手を尽くし、諦めたころに妊娠。
今年出産にこぎつけたが、その時も3㍑も出血し、危なかった。

奇跡の子を連れて、久しぶりの来診。
いやあ、よく頑張った。
爺も本当に嬉しい。
疲れ果てたお母さんには、芎帰調血飲。
夜泣きしてお母さんを寝かせてくれない坊やには、抑肝散。

体のツボ 音楽のツボ2018/11/08 21:04

あ〜そこそこ!
センセが今さわってるそこ、キモチい〜!

なーんて検診で言われると、こちらがちとアセリますがな。
コリと痛みのツボを、つい指が探り当てちゃうのよね。
午前の診療を終え、午後はVDT検診の出稼ぎ。
VDT検診って、目と肩首あたりがポイント。
ほぼみんな肩こりを訴えるからねえ。

夜はNHKホールでアラン・ギルバート指揮
NDRエルプフィルハーモニー
の演奏会を聴く。
前半は、ワグナーのローエングリンの第一幕への前奏曲と、
ラヴェルのピアノ協奏曲。
ラヴェルは、予定していたグリモーがキャンセルで、
アンナ・ヴィニツカヤという人が弾いた。
美しいラヴェルだった。
ギルバートは、生真面目な振りで、
ジャズの影響を受けたリズムの面白さをよく出していたし、
第一楽章でハープが入る静かな部分、初めてここに耳を惹かれた。
第2楽章のコールアングレは、ちょっとバッハのオーボエ・ダモーレみたいだった。

後半は、ブラームスの第四交響曲。
しみじみ系を排し、逞しい系で詰めた四番。
虚弱草食系爺は、疲れた。

ロマンチックな情緒を消して「構造と力」で聞かされると、
バッハから古典を経ての西洋音楽史を全部まるごと背負うぞ!
みたいなところが浮き立ってきて、
ロマンチックなアプローチとは別の意味で鬱陶しく重い。
だから疲れたのかな。ふう。
おいらにとっては、ツボじゃないところをずっと押されちゃったような。

アラン・ギルバートは、ちょっとティーレマンと似ている。
エレガントとは言いにくい体型や、身体の使い方、
そしてパワフルでマッチョな音づくり。
全然違うところももちろんあるけど。

最後に「浜辺の歌」をやったのは、
日本人の母をもつギルバートの日本への気持ちの表現なのだろう。
でもこういうのは、オイラは勘弁だ。

このオケのフルートはとても好き。最高に好き。
Wolfgang Ritterという人のようだ。
そういえばパウル・マイゼンが昔吹いていたオケだよな、ここは。

ワクチン打ちまくりの夜は声のカルテット2018/11/05 22:43

午前百人午後百人、朝から晩まで計二百人にインフルエンザワクチン打ちまくり。
その後に至福のカルテットが待っている。ガンバ、おいら!

やってみると、一時間半で午前の百人超終了。
問診含め一人一分かからない。
時速80人くらいは行けそう。
もちろん、目一杯テンション上げてるから
2時間もやると相当疲れる。

昼めしは ソウルフードの いなり寿司。
東京駅グランスタで買って持参。

夜、鶴見のサルビア・ホールで、フランスのヴォーチェ弦楽四重奏団を聴く。
良かったなあ! 
ヴォーチェは、声。
第一ヴァイオリンが歌い、それをほかの三人が和声とリズムで支えるんじゃなくて、
第二ヴァイオリンも、もちろんヴィオラもチェロも、
ここぞ、というところで人の肉声のような歌を届けてくる。
モーツァルトのニ短調、
エルヴィン-シュルホフの弦楽四重奏のための5つの小品、
ホアキン-トゥリーナの、闘牛士の祈り。
そしてドビュッシー。
どの曲からも、奏者たちの肉声が聴こえた。
とても有機的で親密な合奏。
また聴きたい。
ベートーヴェン、バルトーク、ブラームスをやるフィリア・ホールのコンサートも聴いてみたかった、残念。