雨上がりのオペラ ― 2016/04/03 19:44
昨夜から雨が降って、けっこう冷えた。
午前中は、足もとに暖房をつけて、3月の診療報酬請求書類の点検。
何とか終わらせて玄関から外に出ると
雨上がりの庭に目がとまり
レンズを向けているうちに、電車に乗り遅れそうになった。
午後は新国立劇場でマスネの「ウェルテル」を観る。
初めて舞台に接する作品。
ゲーテの「若きウェルテルの悩み」を下敷きにした台本で、まあ笑ってしまうくらいのどクラシックロマンティックラブストーリーだ。
是非観たかったというほどでも無いのだが、ニュープロダクション・プルミエシリーズという、今シーズンの新プロダクション初日を集めたセット券に入っていた。
聴いてみると、オーケストラパートが繊細・濃やかに美しく書かれていて、それをプラッソン指揮の東フィルが、とても魅力的に演奏していた。ピストル自殺とかカタストロフ的な場面になると、どうもイマイチ盛り上がらないのだが。そういう異様な力の衝突とか、制御できない衝動の噴出といったところの音楽表現は、同時代人のワグナーなんかが巧過ぎ、それを僕らが既に聴きすぎているのかもしれないとも思う。
指揮のプラッソンは、てっきりミシェル・プラッソンかと思っていたら、エマニュエルという人で、ミシェルの息子さんらしい。
ウェルテルは、ディミトリ・コルチャック、シャルロットはエレーナ・マクシモワという人で、どちらもモスクワ生まれ。アルベールを歌ったアドリアン・エレートは、前に「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモを一度聴いたことがあった。
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