北の春を食べた2018/04/05 22:25

「◯×△様、九鬼@銀座内科です。
取材依頼をいただきましてありがとうございます。
良い企画内容だと思いますし、
ご指名いただきましたことは光栄に存じます。
しかし、取材依頼は辞退させていただきたく思います。
貴誌のような媒体に取り上げていただくと、
その反響、影響は予測不能、制御不能のところがあり、
当方のような極小クリニックの老院長は、
その波を乗り切るエネルギーが不足してきております。
事情ご賢察の上、ご容赦くだされば幸いです。
よろしくお願いいたします」。

こういう取材依頼、昔なら飛びついてやらせていただいたものだが。。
仕舞湯モードでござる。

午前の診療を終え、午後は千葉県内で夜まで出稼ぎ。
銀座に戻り、遅い晩メシを銀座遊食庵で。
桜色のこの美しい刺身。
なんでしょう?
今日の築地市場は、買うものを選ぶのに困るほど良い物が溢れかえっていたそうな。
で、青魚大好きなシェフが、今築地に入る青魚でこれが一番いい、と。
この魚の概念が変わった、と。

なんと、ニシンなんですね。
根室に上がったものが、こんな良い状態で築地で買えて銀座で食える。
貯蔵・運搬・流通領域の技術革新の成果ですね。