八甲田山うっしっしの彷徨2015/09/21 20:26

20日深夜に弘前で、先行していたツレアイと長男坊に合流。
21朝に駅前のビジネスホテルを出て、車で酸ヶ湯温泉へ。
酸ヶ湯から八甲田・大岳を目指して上った。
10時に歩き始める。最初の樹林帯の道はぬかるんで、田んぼのようだったり、小川のように水が音を立てていたりで、少々手こずった。
2㌔半ほど歩くと、地獄沢に着き、展望が開ける。

紅葉は未だ早いかと思っていたが、なんの。


沢沿いに上ったところが仙人岱と呼ばれる湿原。
ここらあたりが森林限界で、その上に突き出した大岳への上りにかかる。
ときおり日が射すけれど、いつもガスが移動していて、遠くの展望は得られなかった。

大岳山頂着、12時45分。
ここで、カップ麺の昼食。
ガスと風で寒いくらいだった。13時45分発、下りにかかる。

毛無岱への下り。
晴れていれば正面に岩木山も見えるはずだが、薄曇りで大展望は無い。
その分、この桃源郷が隔絶した別世界のように感じられる。




この下は、再び樹林帯の中のぬかるんだ道を、酸ヶ湯へ戻る。
歩行4時間半、休憩を入れて6時間半ほど。
酸ヶ湯温泉は、まるでお酢を浴びているように酸っぱい泉質で、目に入るとしばらく目が開けられない。鮮烈。

鰺ヶ沢の飲み屋2015/09/21 23:23

八甲田山を一日歩き、酸ヶ湯に浸かった後は、車で今夜の宿、深浦町へ。
途中、漁港がある鰺ヶ沢で、夕食。
食べログでみつけた飲み屋は、洒落た都会的なインテリア。
休日のせいか「今日は生魚はひとつもありません」と。
では、せめて調理法で青森らしいものを。
けやきみそ
帆立の貝殻を鍋にみたて、味噌味で煮立てて卵とじにすれば、それが「貝焼き味噌」というらしい。
帆立の内臓部分が入っていて、それが美味しかった。


ハモの醤油漬け。というが、
関西で食べる鱧ではなく、穴子の一種だという。
穴子としてはかなり大きく、脂っこい。
北海道で食べた噴火湾の大穴子と同じものかもしれない。
鱧のように骨切りしてあって、甘めの醤油タレにつけて焼いてある。


地元の酒、安東水軍。
オイラも水軍の子孫だが、このあたりも水軍がいたんだな。


食い終わって店を出ると、商店街は真っ暗で誰も歩いていない。
車も通らない。
ホントに人が住んでいるのか、と思うくらい。
まだ夜9時前なんだけど。