贅沢な休日2018/02/11 23:07

ゆっくり起きて、のんびり朝めし。

日曜朝の日課は、蘭たちのケア。
知人からあずかった瀕死のミュウは、傷んた葉の間から新しい葉を出していた。
もう大丈夫!

午前は、庭で椿の枝を剪定。
玄関脇の壁をみると、こんなものが。
ヤモリの卵らしい。
2つセットで産み付けられ、それが3セット。
ヤモリが家の壁で繁殖しているとは、嬉しい。

昼食はミカンとリンゴだけ少し食べ、午後はツレアイと藤沢へ。
セバスティアン・マンツという人のクラリネットで、
ブラームス最晩年の室内楽を聴く。
晩秋気分のプログラムだけれど、あいにく暖かく花粉日和。

マンツは、まだ30そこそこだけれど、ケルンの放響の主席。
1位を出さないので有名なミュンヘンのコンクールで、
40年ぶりの一位を22歳で獲ったのだそうな。
先日、N響のオーチャード定期でモーツァルトの協奏曲を吹いた。
聴いた友人が絶賛していたので、聴いてみる気になった。

音色は落ち着いた感じだが、
表現意欲旺盛で、音楽の振幅が大きく表情豊か。
ブラームス晩年特有の渋く濃い世界に
2時間余りどっぶり浸かった。
少々疲れたが、得難い時間だった。
ピアノの今峰由香さんという人は、32歳でミュンヘン国立音大の教授になった人。
チェロの齊藤千尋さんも、シュトゥットガルトで活動する
ロータス・カルテットの一員。
ドイツの三人が奏でる重厚な音世界だった。

鵠沼室内楽愛好会は、1990年から活動し、もう370回。
すごいことだ。
ふだんは平日夜のコンサートが多く、なかなか来られないのは残念。

ブラームスで耳と心が満腹になった後は、茅ヶ崎で次男坊夫婦と落ち合い、
パリエッタという胃薬のような名前の(医者しかわかんないね)店で夕食。

ビーツと野菜のリコッタチーズ和え。イチゴも入ってた。
地物野菜がみんな美味しい。
蒸した野菜も食べたが、写真を撮り忘れた。

イイダコとジャガイモの煮物

赤鮟鱇のフリット。
鮟鱇といっても赤鮟鱇は小魚くらいの大きさらしい。
クセの無い柔らかい白身。

トリッパと玉ねぎの煮込み。
トリッパはトマト煮込みが多いけれど、敢えて大量の玉ねぎと煮て、
トマトはあしらうだけにしてある。
きれいな美味しさ。

焦がした小麦の手打ちオレキエッテ、トコブシと黒キャベツのソース。
小麦をわざと焦がしてからパスタにしてあるので、
粘りの少ない不思議な食感になっている。

白アスパラのカルボナーラ、黒トリュフ添え。
太めのパスタで、茹で時間20分だそうな。
クリーム抜きで軽く仕上げられている。

ワインは、イタリア・ヴェネトの白。
いわゆる自然派、ノンフィルター。
下の方はかなり澱がある。
場所と時間で味も香りもずいぶん変化する。
これ一本+グラスでいろいろ。

甘鯛のウロコ焼き。
ベリーのジャムのように見えるのは、ビーツのソース。

マンガリッツァ豚のグリリア。
マンガリッツァは、ハンガリーの豚で、
毛が長く、つぶらな瞳で羊みたいでカワイイ。
でも、肉は、見たところまるで牛。
味はジビエみたい。

デザートその1。
名前忘れた。

ピスタチオのジェラート。

開店から閉店まで、四時間かけてゆっくりたんまり飲み食べた。

ここは、料理も接客も、丁寧で、とてもいい。

今日は昼に電話して予約がとれてラッキーだったのかもしれない。

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