藤沢医師会東洋医学研究会2017/07/06 23:45

午前の診療を終え、昼食の後、歯科治療。
左上の小臼歯、以前に別の歯科で治療してもらったところが、ダメになっている。
詰め物と歯の間に隙間ができている。
ってことはムシ歯をきちんと削り切っていなかったために広がってしまった、ということのようだ。
詰め物を取り除き、削り直して詰め物の型をとり、仮歯を入れて、1時間。
来週には詰め物を入れていただける予定。ありがたい。

さて、夕方は、半年に一度やっている藤沢市医師会東洋医学研究会の講演。
ちょっと早く着いたので藤沢駅構内のクイーンズ伊勢丹をのぞいた。
以前は無かったいづみ橋の品揃えが豊富!
これから講師役だってのに、早速2本購入。重いぞ。


研究会は25人ほど出席。
皆さん偉いなあ。
オイラウチ帰って酒飲んで寝たい!

今回のタイトルは「大黄は大王ではない 将軍なんである!」。
大黄は、便秘薬の成分として有名だ。
漢方薬の古典、傷寒論が生まれたころの下剤の役目は、現在からは想像もつかないほど重要だった。抗生物質も抗ウイルス薬もステロイドも無い時代、人がバタバタと死んでいく重症流行感染症に、どう立ち向かうか。それも病気の極期、このままでは患者は死んでしまう、というような時に、下剤が使われた。身体の中の「邪」を、吐かせたり下したりすることで、何とか外に出して、命を救おうとしたのだ。大黄は、そうした時の切り札の一つだった。
そして大黄は、単に下剤というだけではない。下剤というだけなら、その瀉下成分であるセンノシドが、今では製剤化されている。しかし、大黄には、センノシド以外の多くの成分が含まれる。それらの成分の薬理作用として、抗炎症作用、向精神作用、血液凝固抑制作用、腎不全改善作用等々が確かめられており、センノシドの作用は、大黄のごく一部でしかない。
さらに漢方薬では、多くの成分を含む大黄に、さらに別の生薬を組み合わせて用いる。現在、医療用に保険で使われる漢方エキス製剤は18種類だが、それらは、含まれる大黄の量に違いがあり、組み合わせる生薬に違いがあり、当然、使うに適した状態が違う。では、どこに着目し、どう使い分ければいいのか。。

といった内容を、90分間みっちり、お話し、ディスカッションして燃え尽きました。

燃え尽きた後は、いつも、藤沢市医師会東洋医学研究会の役員の皆さんと、美味しいお酒と美味しい食べ物で、クールダウン。
これは、アサヒガニという初めて食べる蟹でした。茹でる前から赤いので、アサヒガニというそうな。味噌が濃厚でおいしうございました。


日付変わって帰宅。
ど~して玄関にトマトが??
オレの留守に何が??? 
とりあえず一個食って寝た。

ツレアイが先月からこども食堂を始めている。
そのためにいただいて、先日使ったのの残りだった。
大鍋でトマトソースにして冷凍し、来月使うそうな。
酸味があって、生では少し水っぽいトマトだったから、
煮詰めてソースにしたら美味しくなるだろう。