物語り ― 2017/08/02 17:21
また減っちまった。
スネかじるやつはいなくなったのになぁ。
物語の聞き手になることが僕らの役割かもしれない。
聞き手になるということは、語りての語りを導くことかもしれない。
語られた物語は、語り手の物語かもしれないけれど、
聞き手の物語でもあり、
二人の関係の中で初めて成立した物語かもしれない。
というようなことを、今日は実感した。
難しいと思うのは、こういうことは、意図してできることではなくて、
ある時に、出来事として起きる。
その媒体になるだけ、というような感じ。
意図してそういうことをしようとすると、起きることは最悪かもしれない。
できることは、職業的に最低限のことをしながら、
起きるべきことが起きた時に邪魔しないように準備していることだけかもしれない。
職業訓練的にできることは、時間かせぎのような「最低限のこと」ができるかどうか、程度のところだけかもしれない。
舎人出稼ぎの後のうちめし ― 2017/08/03 19:24
騎士団長殺しとベルギーの家族たちと ― 2017/08/05 19:55
読了。
初めて主語一人称が「私」。
生身の人はあまり死なない。
初めて失った妻との生活を再生する。
初めて”自分の子”を引き受ける。
成熟、老成に似たものもどこかに感じるけど、
別のところで新しいチャレンジが行われていると思う。
それにしてもこの湿度はタマラン!
迷走台風の影響で、梅雨のような日が続く。
あーあ、買っちゃった。
CD24枚、6000円ちょい。
一枚250円ちょい。
値段はいいけど、スペースがねえ。
クイケンたちバッハのカンタータ集19枚と
ベルグルンド指揮のシベリウスの全集。
来たら、当分聴きまくりだな。
夜、ベルギーの親類と会食。
次男が高校生の時、一年お世話になっていた両親と、
子どもたち3人がカップルで、合計8人来日している。
次男坊は、ベルギーの家族の中にいる時の方が、声が大きくてよく喋る。
次男坊のツレアイも、同様。
なんだか不思議な感じがする。
ベルギー組は190cm前後とデカイ男たち4人、甘いものが好きな女たち4人。
葉唐辛子のお握り、梅干しのお握り、納豆巻、お煎餅なんかも、みんな好き。
みんなで地域の盆踊り大会に飛び入り参加して、地元ケーブルテレビの取材クルーが大喜びしてたとさ。
スシローで食べることもある ― 2017/08/06 06:49
よそよそしい ― 2017/08/07 07:13
午前、小田原・丹羽病院の漢方外来。
通勤の電車のなかで、高校生が夏休みの課題をせっせとこなしている。
古文、用言の活用変化の表を埋めている。
横に置いたスマホを見てせっせと写してるだけだ。
ま、いいか。
あのね。爺のおせっかいですが。
昔は教科書みて写してたわけだ。
写してもいいんだけどさ。
機械的に写すんじゃなくてね。
インプット、アウトプットを意識的にやると、勉強になりますよ。
スマホの表を、まず頭にインプット。
入った頭の中の表を、宿題帳にアウトプット。
あ、言ってないよ。
ほとんど言いそうになったけど。
「父が死んだら、家がよそよそしいんですよ。
何年も前に父は施設に入ったから、
家に誰もいないのは同じはずなのに、ちがうんですよ。
変によそよそしいんです、家が。
父が死んでから、父が吸っていたタバコの匂いがずっとしていたんです。
納骨をしたら、それがぴたりとなくなりました。
もっともっと聞いていたい語りだったが、
慌ただしい外来でそうもいかない。
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