肺炎予防2015/07/08 12:34

月に一度の木暮先生の外来日。

プレベナー13と呼ばれる肺炎球菌に対するワクチンを、左上腕三角筋部に筋注してもらった。皮下注射だと自分で自分に打ってしまうのだが、筋注は自分にしたことが無かったので、木暮先生に頼んだ。

副反応:注射部位の疼痛:41.2%, 上腕の可動性低下:23.7%, 腫脹17.5%、筋肉痛:19.8%、疲労16.4%など。
ふむふむ。確かにそれなりに痛い。

成人では65歳以上が対象となるワクチン。私は今年64歳だが、自己責任でのテストってことで、打った。

肺炎は、日本人の死因の第3位。肺炎にはいろいろな病原菌によって起きるが、中でも肺炎球菌は最も重要な原因菌だ。
肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンには現在2種類あり、先に使われ始めたニューモバックスは、65歳、70歳・・と5歳刻みの人を対象に、公費負担での接種が行われるようになった。
後発のプレベナー13は、今のところ公費負担の対象にはならないが、先にプレベナー13を接種し、半年か1年してニューモバックスを接種することが、米国では推奨されている。どちらも完璧ではないので、お互いにカバーする面、プレベナーの効果をニューモバックスが更に持ち上げるブースター効果が期待できるようだ。

というわけで、今月から、65歳以上の方に少しずつ接種を広げていく予定。1万円と財布にも少々痛いが、肺炎で入院したり命を落とすことを考えれば、高価とは言えないだろう。