ワグナーのあとさき ― 2017/10/01 13:16
朝めし。
トーストに、できたて熱々のスモモバター煮と蜂蜜をのせた。
美味い!
スモモは色と酸味がきれいなので、
ジャムのようには煮詰めず、バターだけで軽く火を入れ、
甘味も食べる時に加える程度が良い。
結果論の自賛。
今日は午後にNHKホールで
ペトレンコ指揮の「ワルキューレ」第一幕ほかを聴く。
午前中に、まず9月分診療報酬請求書類点検を済ませ、
1時間ちょっと楽器の練習をし、
昼食は、ゴーヤーチャンプルー・パクチー醤油塩ラーメンだっっ!
キリル・ペトレンコ? 誰それ??
サイモン・ラトルの後のベルリン・フィルのシェフに決まった、
というニュースにこんな反応しかできなかったオイラだが、
今夜のコンサートを聴いて、なるほどただ者じゃない、と思い知った。
ものすごく繊細かつ濃厚で詩的なマーラー
(弱声を駆使したマティアス・ゲルネの絶唱)
熱量100%だけど決して粗くならず豊麗極まりないワグナー
(これぞヘルデン・テノールというフローリアン・フォークトの名唱)
最後はオケ退場の後に指揮と歌手呼び出して
ステージ前をびっしりスタンディングオベーションの観客が埋める、
というめったにない光景まで現出していた。
ペトレンコはこのオケを新生させ、日本の聴衆をを完全制服した。
マーラー:「子供の不思議な角笛」から
ラインの伝説・トランペットが美しく鳴り響くところ・浮世の生活・原光・むだな骨折り・死んだ鼓手・少年鼓手
ワグナー:「ワルキューレ」第一幕
キリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立管弦楽団
マティアス・ゲルネ
ジークムント:クラウス・フローリアン・フォークト
ジークリンデ:エレーナ・パンクラトヴァ
フンディンク:ゲオルク・ツェッペンフェルト
ただね。
こういう人がベルリン・フィルのようなところへ行くのは、勿体無いような気もする。
ベルリン・フィルはそりゃ上手いでしょうけど、
このオケのような、ドイツローカルの味わいはもう無くて、
グローバリズムの世界の頂点の一つ、という感じ。
それって、先があるんだろうか?
ベルリン・フィルを振ったペトレンコより、
このオケでの方が魅力的なんじゃなかろうか。
大変だなあ、ペトレンコ、なんて感想。
ひねくれてるかしら?
帰って、うちめし独酌。
うちめしなんてものはめちゃくちゃでいいってとこが良さなわけだよね。
人参と鯖水煮とプラムのパスタ。
なんて、聞いたことないけど、いいのよ。
家庭料理は絶え間ない在庫整理なんだ。
うまいよ、これ。
バジリコは効いてる。
おおまさりは、五香粉で煮びたしにしてある。
中華と伊太利亜混ぜて何が悪い? でいいわけよ。
焼き茄子はヴァージンオリーブオイルと塩と黒胡椒で。
ペコリーノチーズ削りかけたらイタリアンぽくなりそうだけど、
無いものはしょうがない。で済むのが家庭料理の良さ。
金取るわけじゃないんだからさ!
で、酒はチリのカベルネ・ソーヴィニヨン。
充実した日曜日だったわさ。
ドラレコ ― 2017/10/02 23:26
あさはいつものソンタク玉子
またの名をfunny-side up
通勤電車の高校生が、ほぼ全員英語の単語帳見てる。
中間テストの季節か?
今日は朝に仕事に行って、午後に帰って、夕方公園に走りに行った。
一目瞭然だね。
銀座で一日仕事してる日だと、こんな感じ。
こうしてスマホ持ってブログ書いたりしてると、
ドライブレコーダーつけて運転しているようなもので、
いつどこで何しているか、だいたいわかっちゃうね。
おまけに、何食ってるかまでわかっちゃう。
晩めし。
緑のキツネに化かされないように、赤い鶏。
例によって残り物の即興アンサンブルだけど、んまいわ、これ。
プラムのバタ煮が残ってた。
これに塩胡椒した鶏モモを少し漬け込んでおく。
オリヴオイルで人参薄切り、ニンニクを炒め、鶏を同じフライパンで焼き付ける。
プラムを入れ、白ワイン少々、塩少々で煮込む。
甘味と酸味と旨味が溶け合って、しかし歯ざわりも残り、好みの料理になった。
実は、もう一品、食用ホウズキも入ってる。
隠し味じゃなくて残飯整理。
オリーヴ入れると美味しそう。
プラムをフルーツとして生食するのはあまり好きじゃないけど、
料理の素材としては面白い。
スープなんかもイケるかも。
付け合せには、セロリの自家製ピクルスと、茹で隠元。
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