小太郎漢方聖薬工場見学2015/06/12 14:42

漢方のエキス剤といえば、圧倒的最大手のツムラが作ったもの。
そう思ってる人が、医者の中でも圧倒的多数派ではないかな。
でも実は、この小太郎漢方製薬が、最初に世に出したんです。
老舗というか、本舗というか、本家というか。
なんです。
ルーツと本社は大阪ですが、工場と研究所が石川県白山市にあります。
富山での東洋医学会参加のついでに、工場を見学させていただきました。
てか、こちらが、少なくとも本日のぉ~ メインエベント~


簡単な説明を受けたあと、見学はこんな服装で。
清潔が大事ですからね、もちろん。


1958年当時の広告。
「漢方を煎じて飲む時代は終わった!」
このコピーが、妙に新鮮です。
だって今や、漢方はエキスで飲むのがアタリマエになっている。
それまでは、漢方といえば自分で煎じて飲むものだった。
その時代を知っている人は、もう圧倒的少数ですからね。
でも、煎じて飲む時代は、終わってはいない。
僕らは、やはり煎じて飲む良さは残っていると思っています。


昔は伯州散なんかも出していたんですねえ。
マムシや蟹の黒焼きでできてる薬です。
小太郎漢方製薬のルーツは、黒焼き屋さんなんですね。


見学した内部は、当然のことながら、写真が撮れません。
おわっての記念写真。
建物の色が、不思議でしょう?
これ、小太郎漢方製薬の漢方エキス製剤のパッケージの色なんです。
微笑ましいです。
みっちり約3時間。
この会社の、生真面目さが、随所に実感できた見学でした。

再会の宴2015/06/12 21:00

午前中、小太郎漢方製薬の工場を見学し
午後は、富山市で日本東洋医学会学術総会に参加。
夜は金沢で、冨山時代の学友や同僚、漢方仲間と、年に一度の宴会。
この店はなかなか良かった。
加賀料理というより、能登の料理を売りにしている店。
まずは白身魚刺身盛り合わせ。


黒もずく。
つるつる柔らかいもずくではない。
パリパリと歯触りがいい。
能登の初夏の味らしい。
これ、美味しい。
おかわりした。


生麩の天ぷら
鱧の梅紫蘇揚げ
瞬間蒸発


仕上げに穴子の棒寿司と鯖の棒寿司を頼んだ。
穴子、売り切れました。
ノドグロなら。
それ!
メニューにないじゃん!
これも美味かった。


他にも、バイ貝の煮物、鯖へしこ、大羽いわし刺身、満願寺炙りなど。
酒は、石川の手取川で通した。
午前に見学した小太郎の工場が、手取川水系の水を使っていた。
そのことにちなんで。
この店は、とっても良かったなあ。