性春のころ2017/02/01 17:46

ひさしぶりの日比谷あさんぽ。
寒いけれど、明るくなってきた、今日から二月。





妙齢の女性からハナクソとかノドチンコとか言うコトバを聞くと、
未だにうろたえてしまう。
中学・高校と男子校育ちだったせいかもしれない。
男子校は人間が歪む気がするから共学校を受験したい、
ある中学受験生がそう言っていると聞いて、そうかも、と思った。

夕食。
フルーツトマトと雪ウルイ、宮古島の雪塩で。
初姿純米吟醸生原酒を燗酒で。


続いてブリカマ。
銀座遊食倶楽部。
この店には、もう五百回以上通っている。


夜、BSで日活ロマンポルノの番組をやっていた。
神代辰巳、田中真理、白川和子・・見始めたら目を離せなくなってしまった。
白川和子、田中真理の今をインタビューしたのは圧巻。
田中真理はオイラと同い年なんだなあ。
神代辰巳も田中登も既に亡い。
白川和子が、孫と風呂入っていて、ロマンポルノと囃されてほっとした
そういう本人の話しがラスト。ずっと隠してたんだけど。。って。
感動的というかなんというか。

サンキュウ・センキュウ・さくらなべ2017/02/02 23:20

木曜の診療は午前だけ。
夜は、藤沢市医師会東洋医学研究会での漢方セミナー。
今回は、「川芎にありがとう Thank you Senkyu]と題し、
生薬・川芎と、川芎を配合した漢方製剤がテーマだ。
半年かけて準備したものだから、内容は頭に入っている。
列車内で最終イメトレ。
流れと配分と重点をもう一度整理して、あとはノトナレヤマトナレ。

根が草食系男子なんで、ふだん肉はあまり食べない。
生肉となると、ほとんど食べない。
今夜は特別。

一つの生薬についてだけで、90分間の講演って、けっこう特別。
それに30人も40人もの先生方が集まってくださるって、かな~り特別。
そんな講演をもう10年も続けさせてくださってる。めっちゃ特別。
終わっての打ち上げ。それが桜肉のフルコースって、ちょー特別
そんなスペシャルな夕食だった。

昨年11月にオープンしたばかりの「櫻」という店、料理もお酒も美味しい。
活躍できなかった競走馬は食用に回されるそうだが、
ここで使っている肉は、阿蘇の麓で食肉専用に飼育されているそうだ。
店は当然完全禁煙!
そうでなくちゃ!




帰宅11時半。
さて、次の7月におセミナーでは、何を取り上げようかなあ。。

節分2017/02/03 17:01

「鬼を追い払え」って声があちこちから聞こえますけど、
ウチは昔から、違いますよ。
「鬼は~うち、福も~うち」です。
そりゃもう。
鬼は身のうち。
私は名のうちでもありますから、はい。

患者さんの話しをちょっとだけ。

職業欄に「サービス業」と書いた方は、お坊さんでした。
医者も「サービス業」かもしれませんね。

テレビの番組で、先日漢方が取り上げられたそうです。
ウチにも、看板の映像だけ使わせてくれ、みたいな電話があったけど断りました。
人気がある番組みたいで、放映の後、受診の申込が多い、という同業者が多い。
でもウチは関係無いみたい。
院長が偏屈でテレビ観ないから、テレビに復讐されているのかもしれませんね。

そういえば、「薬が要らなくなる薬が欲しい」という方が見えましたけどね。

重い病気を複数かかえていると、
一つの病気の治療が、もうひとつの病気を悪化させるような形になることがある。
そうなると、にっちもさっちもいきません。
こういう場面で、漢方をうまく使えると、治療の道が開けることがあります。

そんな期待で来てくださった患者さん。
それぞれの病気の担当医に漢方の専門医にかかりたいと相談したところ、
「富山の和漢出身の先生なら安心だ」と、賛成してくださった由。
自分が学んだ大学と医局とを、大いに誇りに思ったことでした。
期待に添えるように頑張ろうと思います。

ナブッコ2017/02/04 23:55

新しい事務スタッフ候補が見学に。
意欲的で理解も早い。
ご縁があると良いのだが。

夜は、メトロポリタン・オペラのライブビューイングでヴェルディの「ナブッコ」。
有名な合唱曲「行け我が想いよ、黄金の翼に乗って」は耳にしたことはあるが、
全曲を聴くのは初めて。
イタリア・オペラは、普段ほとんど聴かないのだ。
嫌いというのでは無いのだけれど。。

だから、何も知らずに聴いた。
この曲がヴェルディの3作目で初めての成功作、出世作だということ。
「ナブッコ」は「ナブコドノゾール」を短くしたもので、
バビロン捕囚の時のバビロニア王ネブカドネザルのことだ、ということ。
そんなことも知らなかった。
ナブコドノゾールじゃ舌噛みそうだし、水虫の薬みたいだもんな。

輝かしく力強い音楽。
複雑でドラマチックな人間群像。
68歳でタイトル・ロールを歌うプラシド・ドミンゴはすごい。
指揮のジェイムズ・レヴァインは立てないようで、特殊な椅子に座りっぱなし。
でも出て来る音楽は、相変わらず精気に富み、手応えがある。
動けない分、目力に凄みが増している。
ドミンゴとレヴァイン、メト総裁の対話も、興味深かった。

アビガイッレ役を歌ったリュドミラ・モナスティルスカというソプラノがド迫力。
このオペラで一番大事で難しい役どころかもしれない。
モナスティルスカは、ウクライナの人のようだ。
ヴェルディ好きの人の間では、とっくにビッグネームなのだろうけれど。
というような調子で、まあヴェルディオノボリさんでした。

終演9時半過ぎ。
新橋の駅前コンビニで買った360円也の弁当で夕食。
ま、ヴェルディでおなかいっぱいだから、デザートみたいなもんなのさ。

帰ると、ツレアイのパソコンのお世話が待っていた。
プリンタを認識しない。
プリンタ・ドライバーをDLして、再起動してみると、なんと起動しない。
どツボにはまった。脱出午前1時。
どうも、バックアップ用にUSB接続していたHDDが悪さしていたようだ。

長い一日やった~

蘭と馬鈴薯と笛の休日2017/02/05 15:32

目覚ましを切って、8時近くまで寝坊した。

朝食の後、胡蝶蘭の手入れ。
みんな花芽を伸ばしてきたものだから、余計に場所をとる。
家にいない時は仕事机の上を占拠しているのだが、
休日は客間の窓際に疎開。
水をやり、葉を拭いてやり、枯れた根を切る。


居間のシンビジウムも、だいぶ花がふくらんできた。
シンビジウムも胡蝶蘭も、いただき物の鉢を手入れしている。
咲かせたい気持ちはあまりないのだが、枯れるのは嫌だから少しは手入れする。
すると鉢が少しずつ増えてしまって、手入れにもそこそこ時間がかかる。
面倒くせえと言いながらも続いているのは、好きなのかもしれない。
小学校の時は飼育係。昔からいきものがかり系なのだ。

庭の枯れ枝を燃やした。
ついでだから芽がでかかったジャガイモを洗ってアルミフォイルにくるんで焼いた。
ベイクドポテトが出来上がるころに、ちょうど昼めし。
今日は仕事しないデーだからビールも飲んで昼寝。


昼寝の後は、笛のお稽古。

のはずが、結局ためてた「こけた」更新して終わっちゃったんだな。

夕食。
鳥取県産マテガイ。
驚きの食いごたえ。
前菜に三本食うはずが二本でやめ。
写真は焼いて醤油だが、もう一本は酒蒸し、どっちも旨い。
グロいといえばグロいけど、まあ貝はみんな。


地物鯵をフライに。


ふきのとう味噌で御飯。

食べ終わるころに、クラシック音楽館。
38年ぶりに井上道義さんがN響定期を振ったショスタコーヴィチ。
充実した演奏で、早寝しようと思ったのに、つい終わりまで聴かされてしまった。
余談ではあるが
大滝秀治と井上道義を親子の役にして映画を作ったら
ぜったい面白いのができたと思う。

で、寝ようとしたら、再びツレアイからPCケアのご下命が。
シャットダウンできない、よろしく、と仰せになってお休みになった。
ふにゅ。