秋の梯2016/10/17 17:28

寒い雨。
初めてセーターを着た。

午前、小田原・丹羽病院の漢方外来。
終わって、駅の「丸亀製麺」で昼飯食って帰宅、昼寝。

夜はサントリーホールへ。
「ル・ポン国際音楽祭 赤穂・姫路 2016」10周年記念東京公演を聴く。
樫本大進さんが、故郷で開いている音楽祭。
パユもメイエもオッテンザマーもオダンもバボラークも来て一緒にやる。
ありえない超豪華メンバーの室内楽コンサート。
こういうものを実現してしまう樫本さんの実力って大変なものだ。

・モーツァルト:ディヴェルティメント第五番K439b
・ドヴォルザーク:夜想曲ロ長調
・シェーンベルク(ウェーベルン編5重奏版)室内交響曲第一番ホ長調
・マルティヌー:マドリガル・ソナタH.291,
・ブラームス:セレナーデ第一番ニ長調九重奏版

どれか一曲でも、生で聴いたことある人、います?
通常のコンサートプログラムにはまず乗らないものばかり。
それを、各分野で超一流の奏者ばかりが集まって、
名技を競うのではなく、お互いの音楽に敬意を払い、細心の聴き合い、合わせ合いの対話を繰り広げる。
ふだんは演奏できないような作品にチャレンジし、それを自分たちが心から楽しんでいる。
そういう感じが、とても良かった。愉しかった。
それが赤穂・姫路の音楽祭のエッセンスなのだろう。
行くことはなかなか叶わない。
毎年とは言わない、5年に一度でいいから、また東京で聴かせてもらいたいものだ。