センキュウ なまこ BBB2017/01/22 12:28

朝食の後、PCの前で過ごす。
10日後に迫った漢方セミナーのパワポ仕上げ。

あらすじはできている。
細かいディテールを直す。
これに時間がかかる。
いくらでもかかる。
気が遠くなるほどかかる。
頭がおかしくなってくるから、ちょっと頭がおかしい聴き方で音楽を鳴らす。
ダンツィの後に、ジャニス・ジョプリン。
その後にクナッパーツブッシュ
カクラバ・ロビ
そしてベートーヴェン最晩年の弦楽四重奏を二曲・・

正しい知識より楽しい刺激
これをモットーに十余年。
どんどんスライドが賑やかになってしまう。
90分の持ち時間で、スライド75枚。
まあまあの枚数だ。

一日机の前にいたから、スマートフォンの歩数計はこのとおり。
そういえば、昼メシも食わなかった。

7時過ぎから、早い晩メシ。

相模湾のナマコ。
まな板の上で動いていた。
噛むとカリカリと硬直していたのが、ある瞬間に、ぐにゃっと緩む。
口の中で生理学実験しているみたい、
と書くと、カエルがぶら下がっているのを想い出す方もおられよう。
ナマコを自分でさばいたのは初めて。
簡単!

小松菜は、今最高。
柔らかく、甘く、香気豊か。

相模湾の、大きな大きな太刀魚、塩焼き。
脂が乗っている。
その脂が軽い。
鮮度がいい証拠だ。
ふっくら焼けている。

相模湾の鯵と、北海道のつぶ貝の寿司。
茅ヶ崎へ出かけていたツレアイが、魚と一緒に買ってきた。
持帰り寿司としては、大マルの100点。

硬めの豆腐を、柚子味噌で。
いい晩メシだった。

クラシック音楽館は、トリプルB
ブロムシュテット・バンベルク響・ベートーヴェン。

ブロさんのBは良いなあ。
ベートーヴェンもブラームスもブルックナーもいい。
N響はうまいけど、バンベルク響の味わいがまた格別。

ブロムシュテットさん、昔はちょっと音楽が窮屈な感じがした。
若いころよりも、今はテンポが早くなっているのに、窮屈さが無い。
時間というよりも、空間の自由度を獲得しているとでもいえばいいのか。
アンスネスが、ベートーヴェンの協奏曲を多くの指揮者と共演して、
ドゥダメルからは活き活きしたリズムを、
ブロムシュテットからは、スペースの感覚を学んだ、と言っていたのを想い出す。

インタビューで、年を取るということは、自由になることだ、と話していた。
そう言えるように年をとりたいものだ。