鴨宴会2016/12/13 22:46

数年前、不妊を主訴に受診した女性がいた。
翌月、妊娠した、と連絡があってそれきりになっていた。

同じ主訴での再初診だった。
前回の妊娠は一卵性双生児だった。
出産の時に緊急帝王切開となり、残念なことに一人は亡くなった、と。
それだけに、ぜひもう一人欲しい、という気持ちが強い、と。
同じ煎じ薬を処方した。
いい結果につながるといい。
いつも以上にそう願った。

夜は、ファミリー大忘年会。
今年は長男と次男が相次いで結婚して独立したので
3家族6人合同で。

築地場外の鴨肉屋さんが、築地本願寺近くに2年前に開いた鴨正という店に集合。
長男は欧州出張から、次男はマニラ出張から数日前に帰国。
次男の奥さんは、長期出張中の高松から。
長男の奥さんは、藤沢の研究所から。
こんな感じで、どこかに集合!
ってのがうちの流儀になっていくんだろうな、当分の間は。

前菜。
鴨の笹身肉を、鳥刺しのようにごく軽く湯通しし、
とろろ、青のり、わさび醤油でいただく。
酒は宮城の伯楽星・純米吟醸。

次はフォワグラいりの茶わん蒸し。
鴨のフォアグラなのかどうか、訊き損ねた。

鴨肉と野菜の串焼き。
金山寺味噌とカンズリがついている。
このあたりから、リオハのテンプラリーニョにシフト。
オイラのツレアイ以外はみんなそこそこ飲む。
長男のところも次男のところも、どっちかってと嫁さんの方が強そうだ。
ケロッとしてすいすい飲む。

佳境に入り、鴨肉鉄板焼き。
こちらは胸肉を、あわび茸というキノコと。

もも肉は、ネギと。
長男夫婦は仕事4,5年め。
次男夫婦は2年め。
みんな、それなりに仕事が面白くなっている模様。うん、うん、そうだろうとも。

ここからは、鴨の水炊き。
また胸肉、腿肉とわけて供されたと思うが、写真撮り忘れた。
これは、つくね。
酒は日本回帰し、長野の明鏡止水初しぼり原酒。

シメその1、お餅。

シメその2、鴨だしの特製ラーメン。
細かく刻んだザーサイとネギを載せて食べる。

この後にデザートも出た。

次男坊は就職が決まってから実際の就職まで丸1年あったので、
長男坊から200万借りて世界一周旅行に出ていた。
2年で返済の契約だったが3ヶ月ほど早く完済したそうな。
貸す長男も返す次男も、金に関しては父親よりは頼りになりそうだ。
けっこう、けっこう。

終わって出ると、雨が降ってきた。
雨の日もありゃ、晴れもある。
若いやつらの人生これから、楽しみだなあ。