大山・うどん・ジェラート・牛糞 ― 2016/10/16 20:53
月に一度くらいは山を歩きたいと思っているのに、先月は雨ばかりだった。
久しぶりのチャンス到来。
5時半に起きだし、紅玉の焼きリンゴをツレアイと一個ずつ食べて出立。
7時にヤビツ峠に着き、7時15分に歩き出す。
稜線の木々が低くなると、背後に富士山が見えてくる。
このコースはもう3回目。
雲が少し広がってきた。
丹沢表尾根。
この長い尾根道を歩いてみる気は、もう無い。
10代に何度か歩いた。
8時40分、大山山頂。
標高1252㍍。
ヤビツ峠が761㍍なので、標高差491㍍。
1時間半ほどで上った。
前回も同じくらいのペース。
荷物が軽く、傾斜もちょうど良いので、自然とわりに早くなるようだ。
山頂にはブナの巨木。
雨降木と呼ばれ大山阿夫利神社の御神木だ。
雲の切れ目から射し込む日の光が相模湾に不思議な模様を作っている。
こちらは西側、小田原の町の向こうに、伊豆半島が霞んでいる。
東の彼方に、爪楊枝を立てたようにスカイツリーが望めた。
写真はとても無理。
湯をわかし、カップ麺を食べ、しばし昼寝。
10時15分には下山にかかる。
この時間になると上がってくる人が多い。
写真を撮りながらのんびり下る。
リンドウは、この一株しか見かけなかった。
アザミは、上の方ではもう終わり。
峠に近い下の方では、まだ花が咲いている。
テンナンショウの実。
ふと見ると、まだ若い鹿がこちらを見ていた。
アザミや山椒のような棘のある植物まで、刈り込まれたように先が無い。
鹿が柔らかい若芽を食べてしまうのだろう。
ヤビツ峠に近いあたり。
峠に植えられていたマユミの実。
下りの所要時間は1時間15分。
写真撮ったり、上りの人とのすれ違いがあったりで、
上りとあまり変わらない。
秦野の白笹うどんを食べ、白笹稲荷を見物。
うどんは、素朴な味。
ついでがあれば、稲荷見物とセットでどうぞ。
食後は、イタリアンジェラート。
秦野赤十字病院近くのこの店、
イタリア人の御主人が朝にその日の分を作り、奥さんが売っている。
冷えすぎず絶妙の温度で供されるジェラート、美味しい。
ふだん甘い物をほとんど食べない私が言うことだから、
信用できるというべきか、だから信用できないというべきか。
ついでがあれば、ぜひ再訪。
でも、冬はお休みしてしまうのだそうで。
来春のお楽しみか。
帰って二度目の昼寝。
夕方、秦野で買って帰った牛糞堆肥を、庭の土にすき込んだ。
晩メシに、千葉から到来の落花生を茹で上げて食べたら、とても美味かった。
秋満喫の日曜だった。
百舌 ― 2016/09/02 07:02
百舌の高啼きを、今年初めて聞いた。
早朝に、家のすぐ近くで、けたたましく叫んでいた。
百舌の高啼きが聞こえたら75日後に霜がおりると言われるそうだ。
75日後は、11月16日だ。
うちのあたりに霜がおりることはほとんどないが、
11月半ばならば霜の便りがあちこちから聞こえてくるころだ。
えらく早い百舌の訪れだと思ったが、
こうして考えると、ちっとも早過ぎはしないのかもしれない。
秋は着実に足早に進行してきている。
早朝に、家のすぐ近くで、けたたましく叫んでいた。
百舌の高啼きが聞こえたら75日後に霜がおりると言われるそうだ。
75日後は、11月16日だ。
うちのあたりに霜がおりることはほとんどないが、
11月半ばならば霜の便りがあちこちから聞こえてくるころだ。
えらく早い百舌の訪れだと思ったが、
こうして考えると、ちっとも早過ぎはしないのかもしれない。
秋は着実に足早に進行してきている。
クスリで治るものじゃない ― 2016/08/13 19:29
日比谷あさんぽに。
早朝の銀座は、鳩とカラスとゴミ収集。
日比谷公園。
虫も鳥もほ乳類も魚類も、ここはいろいろおるわさ。
ヤブラン。花盛り。
蝉は、死に際から死後にかけて、
雀たちに自らの肉体をタンパ ク源として供する。
死後は蟻たちにも。
木の葉は土中バクテリアの栄養になる。
死体を燃して炭酸ガスにする役立たずは、文明人だけだ。
前回の宿題は、1週間以内に社労士に相談すること!
今日の宿題は、今月中に退社すること!
ブラックな職場は、円満に退社しようなんて思うと殺される。
今日の宿題は、今月中に退社すること!
ブラックな職場は、円満に退社しようなんて思うと殺される。
決死の脱出だよ、頑張って!
思い切りフトモモを叩いて送り出した。
やせたい?
太りたくてもやせちゃう医者に相談するのは
お門違いかもしれないよ。
太りたくてもやせちゃう医者に相談するのは
お門違いかもしれないよ。
銀座松屋通りのハナミズキに絡んでるこれは、ヤマイモだと思うんだよね。
自然薯掘るのは無理だけどムカゴが採れないかなあと、定点観察中。
夕方、頼んであった眼鏡を受け取り、
少し笛のお稽古してから帰宅。
中近両用の眼鏡は、これで3つめ。
本を読むのが、厳しくなってきたので新調した。
秋の密使 ― 2016/08/11 16:08
休日の地元あさんぽ。
昨夜、二波の大雨に乗って、秋の最初の使者たちがひそかに送り込まれたらしき気配がそこかしこに感じられる。
空気の匂いであったり。
葉や実が樹から落ちる音であったり。
朝の光だったり。
空気の色あいだったり。
それは、朝のほんのひとときしか感じられない程度のかすかなものだったけれど。
帰ってシャワーを浴び、7時からオリンピックのサッカー予選リーグ最終戦、日本対スウェーデンをテレビ観戦。
1対0と最少差での勝利ではあったが、引き分けに終わったコロンビア戦に続き、世界の強豪国を相手に、とても面白い、目が離せない好ゲームを見せてくれた。
順位がどうとかよりも、もう少しこのチームの試合を観ていたかった。
ひるめし、エスニック素麺。
鯛の残り物のづけをメインに
玉ねぎ、キュウリ、プチトマト
谷中にミントにパクチー。
麺汁に魚醤を混ぜて。
缶ビール一本飲んで、しばし、シェスタ。
引っ越しの時に処分を逃れたこの本を、ひっぱりだしてまた読んでいる。
1986年の一刷だから30年も前に出た本で、とっくに絶版になってるらしい。
仕事に疲れて読み始めると簡単に一時間ほどがつぶれてしまう。
寝る前に読み始めると寝そびれる。
クラヲタにはひどく面白い困った一冊。
あ、そういえばこんな本を読みたくなるのも、秋の密使の仕事だな。
そうに違いない。
午後は、半年後にやる予定の漢方講演会の準備に早くも着手。
ふと見ると、窓の前の月桂樹にやってきた客は・・
エナガ、かな?
夕食。
地物鯵の塩焼き。
鯵はだいたいいつも美味しいのだが、それでも味の差が意外に大きい。
今日のは、中型で、非常に美味しい。
千葉から到来の巨大な緑色の茄子は、蒸し茄子にして3色のタレで。
谷中を入れた和風、
プチトマトとバジルとオリヴオイルの伊太利亜風、
そしたパクチー、ニンニク、唐辛子、胡麻の亜細亜風。
残り物、ローストポークという名の焼き豚の残りはセロリと。
頑張ってたくさん食べた。
つもり。
BMI:18.5はちょっと少なすぎるからね。
BMI:18.5はちょっと少なすぎるからね。
酒は岩手の赤武の残り→福島の廣戸川。
もう寝るぞ。
もう寝るぞ。
寝ようとしたら、カネタタキやコオロギの声が庭から。
やっぱり秋だ。
僕らが寝ている間に、秋の密使たちは着々と仕事をしていく。
そしてある朝、すっかり秋になっているのだ。
夏は来ぬ ― 2016/07/29 19:03
空が変わった。
梅雨明けが宣言された。
夏は来ぬ。
この写真をみてそう言ったとたんに、あの歌が気にかかりだした。
「うの花のにおう垣根に時鳥(ほととぎす)早も来なきて
しのび音もらす 夏は来ぬ」
こうしてソラで出てくるんだから、詩にパワーがあるんだろうな。
佐佐木信綱の作詞。
でも、おかしくね?
うの花は、オカラじゃなくてウツギの白い花、くらいはわかる。
でもあの花、匂いなんかないし。
ホトトギス、垣根に来たり絶対しないし。
しのび音なんて声、出さないよ。
啼いて血を吐くホトトギス、けたたましく特許許可局!と叫ぶのだ。
佐佐木信綱、なんか別の鳥と間違えてねえか?
なんて思ってたんだけど、違うんだね。
日本の古文の世界では、におうってのは、嗅覚を言ってるんじゃない。
白い花が映えるってことを言ってるらしい。
ホトトギスが垣根に来るとか、
しのびねってのも、古典の世界の記号なんだな。
佐佐木信綱のこの歌詞、現実世界とはほとんど関係ない。
なんちゅうか、古典における「夏」をサマライズしているだけというか、
古典の素養を披瀝しているだけというか。。
ってあたりを、FBで教えてもらった。
はい、私が無教養でした。
教養を少し身につけたい方は、こちらをどうぞ。
強要しませんが、共用(シェア)します。
http://blog.goo.ne.jp/mayanmilk3/c/9df1ef90a093749f8aef233280cc209a
http://blog.goo.ne.jp/takanosu1736/e/4fdb7c33d987cda0cd15d6a6ed1b7178
で、百貨店のディスプレーはコレかよ。
季節の先取り?
暑い時は熱いお茶みたいな??
フィンランドの作曲家・ラウタヴァーラが亡くなったそうだ。
Cantus articus聴くと、涼しくなりますよ。
最近のコメント